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最弱の選択肢は回避でした。

 魔法と剣術が混在する世界。この世界で俺は最弱というレッテルを張られていた。今年で16歳になるわけだが、下級魔法もまともに使えないと思われている。学園でも俺だけ実技は見学させられてしまうのであった。

 

「また、君は見学してるみたいね」

「おう。お前みたいな一年生にしてランキング一位様に言われたらやる気が出ないわけでもないな」


 俺に話しかけてきたのは、この学園のランキング一位の業火の姫と呼ばれている。エミールベアチェだった。エミールはこの国を支えてきた貴族ベアチェ家の長女で魔力量も半端ない。まあ俺が言うのもおかしいが強すぎて勝てないと思っている。


「おい。劣等生のアウレマキュレイお前は今日も実技の授業は見学でいいか?」

「はい。今日も素晴らしい動きを見たいと思っています」


 俺に話しかけてきたのは、学園長のアミナカイネだった。アミネは俺が最弱のふりをしている理由を知っている。だからこそ劣等生と呼んでくれるいい人なのかもしれない。俺との馴れ合いの会話は終わり授業が開始された。今日はデュエルを行うらしい。デュエルとは最後に一人になるまで戦闘をしていくものだ、バトルロワイアルみたいなものだ。このデュエルを行うことで学園でのランキングが変動する。しかし今回はそのデュエルの練習ということらしい。俺はまた無意識に陥っていた。簡単な話寝落ちをしてしまった。


「劣等生避けろ!危ないぞ」

 

 完全に寝ていた俺は起きた瞬間に中級魔法のボルテージが飛んでいた。この威力確実にエミールのものだったが、俺は簡単に避けることも可能だったが、そのまま当たることにした。


「劣等生このままだと死んでしまうぞ?早く避けたまえ」

「先生。俺は劣等生です。ならこのまま当たることにします」


 周りは俺が死ぬと思っているのかもしれないがそんなことはない。そもそも一話で死ぬ最強主人公なんて誰も望まないからだ。という冗談は置いておいて、そろそろアンチ魔法を展開しておくか。魔法が当たる0.1秒前に俺はアンチ魔法のシャットアウトを使用した。この魔法は国宝魔法でも上級魔法でも無効化にできる最強の魔法だった。しかし、このまま完全無効しては怪しまれてしまうということで多少のダメージを受けることにした。


「アミナ先生。彼は大丈夫なのでしょうか?」

「大丈夫だ」

「私が医務室に運んでいきます。だから授業は続けてください」


 意識が戻ったが誰かが近くで泣いていたので俺は目を閉じたままにしていた。完全無効にしていないだけで骨が数本粉々になっていることに気づいたが、今は何もしないことにする。


「アウレこんなにボロボロにさせてしまってごめんなさい。私が未熟者で魔法の制御ができないからケガをさせてしまった。一位ということに私は満足して訓練を疎かにしたせいなのかもしれない。本当にごめんなさい」

 彼女は自分のことを物凄く攻めていたが、俺はまだ意識を失っているふりをした。そして自動修復魔法リライトをかけて傷や骨を直していった。まだ眠いからあと1時間寝てからエミールには話そうと決めた。

 初めまして今回からなろう初投稿です。


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