その日の日常
鍛冶のの脱字がひどすぎますので修正します。
魔法学校への相談がおわったその晩
「アン…明日村長達と一緒にナタールに行きましょうね」
お母さんは台所でそんな話を吹っ掛けてきた。
「お母さん明日も仕事休みなの?」
「明日もお休みなのよーお仕事一段落したし余裕出来たしアンも来週から学校でどんな所か見てみたいしねー」
嘘である。レイ達の話だと今日はポータルの研究説明会に出席をしておらず話が進んでいない。
まさに仕事をサボって家に来たと村長はびっくりしていたそうだ。
知らない間に学校へ行くことも決まりみたい。
お母さんの話はいつも唐突に始まる。
「えーお母さんあれだけ学校に行かせませんって言ってたじゃん。
私の魔法適性検査でなんかあったのー?」
「まぁアンが色々な魔法使ってたのは見てたからある程度想像してたけど思ったより適性が高いみたいなのよ。
なんで魔法の制御を優先させようと思っただけよー
あと光魔法は学校では使ったらダメよー
色々目立っちゃうから………………」
お母さんは適当に理由をつけながら光魔法使用に釘をさしてきた。
「はーい。でも家では練習してもいいんだよねー?」
「教えること出来ないけどしてもいいわよ
他の学校での練習通りにするのよ。あと使用魔法はお母さんにちゃんと連絡すること。
練習する魔法位はわかるから。」
うちのお母さんは魔術の天才ではあるが教えるのは苦手だそうで
お父さんは鍛冶師だしもっと論外かも……………
「そろそろご飯出来るから工房に行ってパパ呼んできて。」
「はーい」
うちの家の隣に鍛冶屋があるお父さんは1日の大半を鍛冶屋で過ごす。
お仕事は大変みたいだけどちゃんと家族との繋がりも大切にしてくれるいいお父さんではあるんだけど最近はお母さんが家から職場に通えるようになって鍛冶屋に引きこもることが多くなった気がする。
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「そうまた依頼がきたのね?」
「今度はヤマト国からさ妖刀を打って欲しいとわざわざ使いを寄越して来やがった。」
お父さんは魔剣が打てるらしい
魔剣が打てる鍛冶師は多いが特性上同じ鍛冶師は2本以上作る場合性能が貧弱になると言われている。
お父さんにはそれがない。
そんな職人は世界中探しても全然見つからないみたいで世界中から魔剣の依頼がくるそうで……………
魔剣と呼ばれる物は伝説級の魔物を素材にするそうでとても希少価値が高いがレプリカは系列が合えば作れてしまう。
それでいて本物と似た切れ味をもつ夢のような武器だ。
予約はすでにいっぱいいっぱい
値段は高価格素材はそちら持ちにも関わらずかなり大盛況というわけだ。
「あらーでその使いさんはどうしたの?」
「品物を貰うまで帰れないと言い出してだな………………
とりあえず魔物狩りでもしながら待ってる護衛等もやる早くして下さいと頼み込んでだな………………」
「いやなお客さんね。それで作ってあげたの?」
「まだだ。最短でも半年は先になるといったんだがな。それでもまつとかなんとか」
「あらちょうどいいわ!その人にアンの通学手伝わしましょう!」
お母さんは意味不明なことを言い出した。
「とりあえず半年は護衛してくれるでしょうし次の契約取り付けたらそこそこ護衛してくれるんじゃないかしら?」
「それは失礼だろう。なんで護衛させるんだ。」
「いいじゃないパパがその分頑張ればアンも楽に学校通えるし最高ね
パパ明日話してちょうだいな。」
やはりお母さんを止める人はいないようだ。