小さな村エスリユ
王都から約20km離れたエスリユ
人口やく500人ほどの小さな村
村周りは結界で守られてるけど周囲には魔物がいっぱい入るそうで警備隊や冒険者が安全を守ってるみたい。
やっぱり装備のメンテナンスは重要みたいで村に必ず鍛冶屋はある。
エスリユの鍛冶屋で働いてるのがお父さん
なんだが有名人みたいで普段から新しい武器の以来がアルスター各地からくるので大盛況なんです。
お母さんは王都で魔法の研究してるみたい
最近発表した転移ポータル設置魔法のお陰で毎日忙しい日々を過ごしてる。
お母さん、平日王都で暮らすのがいやだという理由だけで作っちゃたんだって
最近はポータルのお陰で毎日一緒に暮らせるようになったのはここ最近1番嬉しい出来事なんです。
前までお父さんと2人暮らしみたいなものだったからとても楽しかったんだけど…………………………
先日のあの魔法適性検査以降私に対しての勉強に対する力のいれ具合が大きくなった気がする。
「やっぱりアンをナタールにある魔法学校に行かせるべきだと思うんです。」
ナタールはエスリユより8km北にある港がある王都アルスターの次に継ぐ大きな街
「といっても街まで魔物がでないっていうわけではないだろう。
やはりアンを街まで通わせるわけにはいかないよ。」
「ですがやはりアンのあの魔法適性を考えると使えない魔法と使える魔法の区別はわからせるべきです。
あの子最近光魔法を放ったと村で話題になったとか聞きましたし……………
やはり魔法隠すなら学校に通わせることになるでしょう。」
「それはそうなんだが……………やはり護衛とかいるしなぁ。
そりゃ費用はなんとでもなるがやってくれる人がこの村にはおらんだろう。」
「村長に相談してみるのはどうでしょう?
村長の息子さんも、アンと同い年ですしそろそろ学校に通う年でもあるでしょうし……………」
「わかったわかった。
やっぱりキアンには勝てんよ。」
お母さんは頑固で有名である。
その上王都で宮廷魔法委員長になった努力家でもある。
でも人に魔法教えるのは下手だそうで私にはなにも教えてもらえないけど
(実際よくわからない「あれがこうでこれがあーであーもうなんでこうでこうじゃないのー?」と意味不明だ。)
「それじゃあさっそく今日は遅いので、明日村長の家に行きましょうか?」
「明日!?お前仕事あるだろ?」
「今はアンのが大切なんです。
転移ポータルも一段落したし。」
この家ではお母さんの暴走はだれにも止められないみたい。
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翌朝 村長の家
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「なるほどアンちゃんをナタールの学校に通わせたいと。」
村長のバラード・ヴィダンはそう言った。
ヴィダン家はこの周辺を統括する貴族であった。
現在もその風習が残っており村長という役割を補っている。
「レイ君も通うなら一緒にどうですか?
ほらお兄ちゃんのロイ君も通ってるそうですし……………」
「レイももうそんな年か。
ワシももう70になるしのぉそろそろ息子に譲らんといけんわい。
だがあのバルガスは王都で勤務しとるしのぉ~なかなか上手くいかんわい」
「まぁ夫も王都に大きな家構えてますし最近は貴族との付き合いでこっちに顔だしませんし…
でも私はこの村の生活のが好きですよ
なにもないけど息子達は楽しく暮らせてますし
今の内から貴族の暮らしをしろなんて夫は言いますが自由に遊んで欲しいものです。
でも夫のことを考えると王都には魔法学校のタイミングで行かないと行けませんね。」
バルガスの妻フェリスはそう言った。
「ならキアンさんとこの旦那さんは村長どうじゃい?
鍛冶師としても有名じゃし受け継いでくれるならワシもあんぱいじゃい。」
「クレイは村長っていう柄じゃありませんよ。
第一あのひとここで取れる鉄と空気がいいといってこの村で暮らしてるようなものですし。自由気ままですよ。」
「そうじゃのう……………当分はワシが村長のままかの。
アンのことは任せんかい。レイとロイとあとはジョルテとセリーヌだったか。5人なら馬車通勤で行った方が安上がりで安心だしのぉ……………」
「よかったですね。キアンさんそれよりお仕事はどうされたんです?」
「今日はお休みです。一段落しましたしね。」
こうしてアンの学校生活が決まったのであった。