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鑑定して鑑定させてわかるものがあるはず

次は人間に対してどこまで「鑑定」が役に立つのか確認しなくてはならない。


まずは柑奈からだ。


杉沢柑奈 Lv1 無職

HP 20

MP 16

STR 17

INT 17

DEX 20

AGI 35

LUK 60


体術Lv3

剣術Lv1

物理耐性Lv3

鑑定Lv3

錬金術Lv1


鑑定Lv5だからかわからないけど、自分のステータスと同等の情報を入手できるようだ。


柑奈はかなり俊敏性に傾いているらしいな。


土御門源太 Lv1 無職

HP 35

MP 10

STR 36

INT 17

DEX 41

AGI 22

LUK 40


体術Lv4

剣術Lv2

物理耐性Lv4

精神耐性Lv2

鑑定Lv3

錬金術Lv1

料理Lv3


3人分のステータスとスキルを比べてみると、見えてくることがある。

どうやら向こうでの生活が、こちらでのスキルに影響しているようだ。


3人とも柔道をしていたから「体術」スキルがあり、柑奈と源太は小さい頃剣道をしていたから「剣術」スキルを持っている。


源太が料理を得意としているのは知らなかったな……。


「精神耐性」は僕と源太。

暴君のパシリをやらされてたからかなあ。

廃墟とか事故物件マニアなのも関係あるのかな。


そして3人とも「鑑定」「錬金術」を持っている。「錬金術」に関してはどう検証していいのかわからないから、とりあえず後回しだ。


「二人とも鑑定スキルは、試してみた?」


「何、それ?」

「え、そんなんできるの?」


ステータスすら確認してない感じだな、これじゃ。


「頭の中で鑑定って唱えてから、テーブルを見て欲しいんだ」


「あ、凄い」

「おお」


「どういう情報が出てるか正確に読んでくれる?」


「えっとね、材質は石と木、所有者はメルガルド」

柑奈が言って、源太も頷く。


レベルが上がると細かく情報が出るようだな。


「じゃ、次は僕を鑑定してみて欲しい」


「何も出てこないよ」

「同じく」


「お互いを鑑定してみてよ」


「やっぱり、何も出ない」

「うん、何も出ないね」


人間に対しては、鑑定スキルのレベルが下の人に対してしか使えないのかもしれない。

この鑑定スキル、扱いが厄介なのかもしれないぞ。





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