多分性格が悪いんだろうな、僕は
「ところで、タイカイ自身はどういう形に持っていくつもりだったんだ?」
「……言わなきゃいけませんか?胸糞悪いやり方ですよ」
「……タイカイがそこまで言うと、余計気になるな」
「例の五男、結局死にましたよね」
「ああ、あのまま放置したからな」
「当然遺体はサンダーランドに持って行きますよね」
「まあ、犯罪者とは言え王族だからな」
「でも、この遺体の少年は、組織的に犯罪を行なって居たわけです。当然、サンダーランド側はこの少年のことを知らないと言うと思うんです」
「ああ、しらばっくれるだろうな。おい、なんだか面倒な話じゃねえか」
「ただ、こちらは鑑定持ちなんですよね。あれがサンダーランド王家の五男だとわかってるわけです。サンダーランドが認めなかったとしても取り敢えず王貨200枚請求します」
「鑑定持ちだとわかってなお、認めなかったとしたら?」
「遺体は持ち帰りますよ。ただ、王族の遺体じゃ無いわけですし、まあ記念に剥製にしようと思います。ほら、冒険者って獲物を剥製にしたりするじゃ無いですか?アレですよ」
「胸糞悪い話だな、確かに」
「でも、あの子も片手が無いわよね?」
「うーん。身体はゴブリンの身体くっつけときゃいいかな、って思ってました。勿論、そうサンダーランド側に宣言した上で、ですけどね」
「さらに胸糞悪いな、それは」
「だから言ったでしょ。まあ、最悪戦争になってもって思ってましたからね」
「でも、そこまでしたい気持ちはわかりますよ」
ラグランの王はフォローしてくれている。
だが、やっぱりダメだと思うよ。
「そうまでしてどうして金にこだわったんだ?多少の贅沢が出来れば良かったんだろ?」
魔術にはお金がかかる。
でも、その位の金はどうとでもなる。
「奨学金制度を強化したいと思ってるんですよ。勿論魔術学校も奨学金制度を導入したいですしね」
「やっぱりこの世界の教育は、気になるんだな」
「ええ。特に魔術学校には本当に頭の良い人間が必要ですから。幅広く人材を集めたいのが本音ですね」
「あっちの世界の教育を受けた人間からしたら、そう見えるよな……」




