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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第6章【全大神大会】
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~地球へpart4~

「はぁ~やっと終わったわけ?」


家から帰ってくると明らかにイライラしていたアマテラスがいた。


「すまんすまん、最後になるかもしれないからな···」

「まぁいいわよ、ならさっさと次行くわよ?」

「次?アマテラスが行きたいところでもあるのか?」

「まぁ次は『でぇと』じゃないわ。次は伊勢神宮に行くわよ」

「伊勢神宮?なぜまたそんなとこに」


伊勢神宮なら行った事はある。今回時間を割いてまで行く意味が分からないが。


「私はここには視察という事で来ているから。伊勢神宮は地球での私の家みたいなもんなのよ」

「ほえー知らなかったわ」

「貴方一回ウチに来たことあるみたいだけど···」

「もう覚えて無い」

「あのねぇ···もういいわ···さぁ行きましょ?」

「???」


俺達は伊勢神宮へと転移した。



·········

······

···



「久し振りねぇ」

「ぼんやりとだが記憶があるなぁ」


伊勢神宮に転移した俺達。紅葉の木の葉は赤く色付いている。参拝客は多くいつの間にか現れていた俺達に驚いているようだ。


「むぅ、どうしていつもこんなに見られるのかしら?」

「そんなんお前が美人だからに決まってるじゃないか、大体お前達って美人が多すぎるんだよ···」

「び、美人ね···うん···ありがとう、受け取っておくわ」


うん?アマテラス達ってこういうの言われなれてると思ったんだが、この感じだと照れてるよな?


「···なによ、にやにやして」


アマテラスと歩きながら会話する、地球に来てから随分アマテラスと話した。初対面よりは随分仲良くなった気がする。というかアマテラスの雰囲気が柔らかくなった気がする。


「いや、照れてるアマテラスは珍しいなぁ···って思ってた」

「なっ!て、照れてるですって!?そ、そんなこと···ないわよ···うーー!先に行ってるわよ!」


アマテラスは照れてることを指摘されたのが恥ずかしかったのか先に走って行ってしまった。


────あーあ、振られちまった

────ってことは俺にもチャンスが?

────ならあのイケメンは私が!


うるせぇ!俺はアマテラスと付き合っているわけでも振られたわけでもない!あぁ···めんどくせぇなぁ!俺はアマテラスを追った。



·········

······

···



アマテラスを追うと人だかりが見える。なんとなく分かったあの先にはアマテラスがいるなぁ···と。何とか人をかき分け人だかりの中心にたどりつくとそこには···。


神社の神主と思われる人達に祈られているアマテラスがいた。


「こ、これどうしたんだアマテラス···」

「知らないわよ!」

「えぇ···、仕方がない!」


俺はスキルを使用しこの光景を目撃した全ての人々とこの神主さん達の記憶を操作した。そしてアマテラスの体をそっと抱きお姫様だっこの状態にしてからその場から去った。

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