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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第6章【全大神大会】
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~アマテラスのフリー券使用~

早い、早くない?アマテラスの事だからもっと時間かかると思ってたのに、何に使うかは知らないけど。まさかこんなに早くフリー券を使用するとは思わなかった。まぁ、あの性格だからな···俺に恥辱でも味わわせる事にでも使うのだろう。そういう事なら頭が回りそうだよな。


そんなワケで俺はアマテラスに呼び出され郊外の竹藪の中にある金ピカ城へ来ていた。やっぱり目立つな、この城。金閣寺より金ピカだし。


「おーい、アマテラスーきたぞー!」

「うっさい!今出るから待ってなさい!」


ん?すぐに返事が来たな、この城広いから大声出さなきゃいけないと思ったのに。門の奥から出てきたのはいつも通り金色の着物を着ている。ん?何時もはアマテラスは長い髪をストレートに伸ばしているのに、今日は後ろで結んでポニーテールにしている。


「おっ、ポニーテールにしてるのか似合ってるぞ」

「そう、まぁいいわ、じゃあフリー券使うわよ、この券持ってるとここの侵入者がひどいのよね。だから早く使っちゃおうってわけ」

「迷惑がかかっちゃってたのか。すまん」

「べ、別にいいわよ。これがあればあんたを好きにできるからね」

「mjk···それで俺は今日どんな風に好き勝手にされるんだ?」


うへぇ、やばい予感しかしない。どんな辱めを受けるんだ···。


「私と一緒に私の世界に来なさい」

「はい?それはどんな辱めだ?」

「だーかーらー、私の世界に行くって言ってるのよ!」

「私の世界って、確かアマテラスは俺の世界の創造神だったよな···ってことは」

「私の世界の地球の日本に行くわよ」

「えぇ···それってそんなに簡単に帰れるもんなのか?」

「創造神ならいくらでも降りられるわよ、けどあんたは時間制限ありね」

「ん?どうしてだ?アルケーの世界に来たときはなんにも無かったぞ?」


こっちに来たのはアメリアの力でこっちに来たからなぁ。アメリアとアマテラスで言ったら創造神であるアマテラスの方が神格が高い、それならアマテラスにできないなんて思わなかったはずなんだが。


「あー、説明がめんどくさいから簡単に言うけど状態の違いね」

「へー、後でアルケーとかに聞いてみよう」

「それで話を戻すけど貴方って日本に戻ってからなにかしたい事はあるの?」

「したい事?·········親には会いたいなぁ、しばらく会ってないし」


俺は向こうの世界で死んでから勿論親には会ってない。多分向こうの世界では死んでいる事になっている筈だろう。


「それは···ちょっとめんどくさいわね」

「めんどくさい?」

「だって地球では死んでる人間が親に会いに行くのよ?貴方の事を知らない人間はまだしも、知ってる人間が貴方を見たらどう思うでしょうね」

「あーやばすぎるな」

「出来ないことは無いけどそうすると私の負担が増えるのよね」

「じゃあ手紙ぐらいは渡せないか?」

「まぁそれくらいなら調整はそこまで難しくないからいいわよ、あとはちょっと顔を見るくらいならいいわよ、相手に気づかれないようにしてね」

「···なんでそこまでしてくれるんだ?」

「だって······いや、なんでもないわ、そ、そんな事より今から行くから準備はいいわね?転移する場所に希望はある?」


希望の場所かぁ···じゃあ···。


「でもその前に、アマテラスも来るのか?」

「ん?当たり前じゃない。あ、貴方の家に行くときは離れてるから心配する必要ないわよ?」

「いいや?そうじゃなくてその服装じゃ不自然だろ、だからまず服を買いに行こうってことでアパレル店で」

「···ま、まぁあなたがいいならいいけど···」


俺達は地球に転移した。

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