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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第6章【全大神大会】
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~パーティ~

風邪が辛いいいいいいいいい···。学校辛いいいいいいいいい!

でも何故か小説は結構書けちゃった。


どうしてだ···。

大会から一夜明けた翌日、俺は善神達が住む街の空地の一角に来ていた。


毎回行われているらしい大会出場者とその運営だけが参加できるパーティ、それに俺は参加することになった。一応俺も運営側だったので会場を一から設立することになってしまった。その理由が街の娯楽を創った実績があるからだそうです、めんどくさい。ていうか女神以上の神格を持つ神は街に干渉しちゃ駄目なんじゃなかったっけ?それをソウちゃんやアルケー達に聞いて見ると···。


『マスターは特例でいいです!』

『特異点ってことでいいのじゃ』

『めんどくさいからテキトーでいいわよ』

『右に同じだ』


それで最高神達よ、それに特異点ってのは理由にならないんじゃないのか···?


まぁいい、それよりもパーティ会場の建設だ。パーティ会場と言っても多分求められているのは地球の会場だろう。地球といっても人族の城の会場と変わらないけどなぁ。日本の会場にしちゃうとなんか正座が辛い人とかも出てきそうだしな。


ならやっぱり立食スタイルで出す料理は地球の料理をメインにしよう。会場は人族の城のパーティ会場をイメージして·········。



·········

······

···



【創造】で作ったため急ごしらえだったがしっかりしたものになった、【創造】チート過ぎ。そんな訳で神界での夕方、参加者と運営の神々が集まってきている。テーブルの上に並んでいる食事は主に日本料理などの地球の料理だ。お酒も用意されており強いお酒から弱いお酒まである。俺は何故か飲むことを禁止されている。何故だ。


先程から俺の周りには参加者である亜神と半神の女性神が集まってきている。正直あしらうのに疲れる。頼みの綱のアメリア達は男性神達に捕まっているようだ。


「やっとゆっくり出来るなぁ···」


暫く経ってからようやく周りから人が居なくなった、NKT···(長く苦しい戦いだった)


「「「「メイジ様!」」」」


そこに現れたのは4人組、魔神4人組だった。大会では皆派手な格好をしていたが今はそれぞれのイメージカラーに合わせた色の正装を着ている。


「あぁ、えっーと『イビルシスターズ』だっけ?」

ピ「そうです!王子様!」

レ「さぁ私達と!」

ブ「お話しましょう!」

イ「···」


皆元気だなって思っていたらイエローが何やら俯いている、1on1での対戦の時俺一瞬でバラバラにしちゃったしなぁ。


「えっーと、イエローさん?」

「ひゃ!ひゃい?!」

「試合だったとはいえいきなりバラバラにしてすみませんでした」


魔神と言っても1人の女の子、いきなりバラバラにされたら怖いだろう。まぁそれは女の子に限った事じゃ無いけど。


「ひゃい!ありがとうございます!」

「···ありがとうございます?」


何で俺はお礼を言われているのだろう。


「メイジ様にバラバラにされた後私は私自身の気持ちに気づいたんです!メイジ様にバラバラにされた時のあの感覚!あれは天にも登る刺激であったと!」


···え?


「ハァ···ハァ···あの感覚をもう1度味わいたいと思っているのですが···あれは全能神様のフィールドのお陰···私が今此処でアレを受けたら死んでしまうでしょう···」

「ま、まぁそうだろうな」


顔を赤く染めて語るイエロー、それは地上の変態聖女を思わせる表情であった。やべぇよ···やべぇよ···。


「だからアレは出来ないな···ハハハ···」

「ですから!死なない程度にお願いします!」

「は?···え?」

「御褒美を貰うためだったら何でもします!あなたの肉便器にもなります、いやならせて下さい!」


イエローは更に顔を赤くし、更には涎まで垂らしている。その表情のままこちらに迫ってくるイエロー。


ピ「抜けがけは」

レ「許さないって」

ブ「言ったわよね!」


3人がイエローを取り押さえる。


「離してええええええぇぇぇぇぇ!私はメイジ様の肉奴隷にならなきゃいけないのぉぉおぉ!!!!」


俺はただならぬ身の危険を察知し、そこから走り去った。


────ハァ!ハァ!放置プレイですか!?それもたまりませんねぇ!!


めいじはどえむへんたいましんからにげきった!





至る所に男性神の長蛇の列が形成されている。その先にいるのはアメリア マナ ウラヌス アフラク マアト アルケー アマテラスだった。


「···」


さて、全員昏睡にでもさせるかな···?と考えていた所、俺に話しかけてきた人影があった。


「メイジさん♪」

「は、ハスタさん?」

「ダメですよー!嫉妬する気持ちも分かりますが今あの人達は必死の思いで挑んでるんですから」

「挑む?」

「告白してるんですよ、自分が好きな人に···」


告白?そんなのまたどうして?


「メイジさんは女神とアルケーと恋人なんでしょ?男性神達は『あんなポッと出のやつに負けてたまるか!』ってアタックしてるけど全部玉砕されてるらしいね」


どの列の先頭にいた奴も泣きながら退散していくのを見て安心した。


「あれ?天照大神も断っているけどどうしてだ?」

「アマテラスちゃんはねぇ···理想が高すぎるのねぇ。前話した時は『私の世界出身は当たり前。顔は超イケメン。収入は私以上。後は私を甘やかせてくれる事ね。取り敢えずこれが最低条件ね?』って言ってましたし」


うへぇ、流石天照大神、あの性格なだけある。そんな人物存在しないだろうに。遠回しの恋愛に興味無いですよアピールかな?


「って、他人の話しばっかりしてるけど私には何も無いの?」


ハスタさんか、確かにその容姿とウサ耳···モテないはずかないだろう。


「ハスタさんには告白してきた人はいないんですか?」

「私わねぇ···普段神界にあんまいないですから」

「知名度か低いって事ですか?」

「顔と名前位は知られてるけど性格があんま知られてないからねぇ、告白してくるのは私の身体目的の人だけ。それに告白してくる人も少ないから今メイジさんと話が出来るんですよ♪」

「流石に身体目的で迫られるのは嫌ですよね···」

「そうなんですよ···下でも結構迫られるんですがやんわりと断ってます。ていうか邪神ともなると神格が高くないと結婚出来ませんし···処女じゃないと知られたらイメージ悪くなりますからね···」


どうすんだうちの恋人たち···、とっくに捨ててるじゃないか···多分下には気付かれてないだろうけど···。


「アメリアちゃん達凄いんですよね?夜とか···」

「まぁ、はい···」

「まぁ何万、何億年とこじらせてきましたからね、多分天照大神ちゃんとか私だって1度ハマったら凄いと思いますよ?」

「早く治まればいいんですけどね···」

「それは無理なんじゃないですかね。唯でさえ娯楽が少ない神界でストレスや性欲を発散する事をしなかっんですもの···長年溜まってたのが爆発したんでしょう」

「···」

「メイジさんだって嫌な訳無いでしょう?」

「まぁ···」

「ふふっ恋人たちを大切にしてくださいね!」

「分かってます!」

「そのうち私もハジメテを奪って貰っちゃおうかな!」

「···え?」

「あと天照大神ちゃん事も宜しくね!」

「なんでそこでアマテ···」


ハスタさんは走り去って人混みの中に消えて行った。

ぬわぁぁぁぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉぉん!


次回、パーティpart2です。


天照大神の条件···メイジ···あっ(察し)。


補足ですが収入は神界では神力を指します。


メイジの神力無限にあります(・・・・・・・)

あっ(察し)···

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