~ヤンキーかよ~
「何ですか?俺の彼女寝とろうとして、失敗したからって俺に当たるなんて子供ですね?」
俺は睨んでくるヤンキーを睨む。アメリアは渡さないぞ?俺の彼女だぞ?
「チッ!うるせえなぁ!黙って俺に差し出してくれればいいのによ!」
何なんだコイツは世界はお前を中心に回ってるんじゃ無いんだぞ?何なんだコイツは、邪神だからって甘やかされているんじゃないか?
「ハッ、口には出さねえで、コミュ症かよ」
「一応貴方が目上の人なので口に出して無いだけですよ邪神様?」
「あ”あ”!?」
口喧嘩が白熱しそうなところで周りの三人に止められた。この続きは3on2でするとするか。
「ご主人様、喧嘩はやめるのですよー」
「まぁ理由が理由だから仕方無いのだけれどね」
二人のメイドにも叱られてしまった。確かに少し熱くなりすぎたかもしれない。公の場でみっともない所を見せてしまった。まぁこの場所じゃなかったらバリバリ声に出しているんだけどね。
「ごめんごめん、まぁこれは試合の時に発散するからよろしく頼むぞ?」
「はいなのです!」「うん」
さてさて、話をしている間にでも準備をするとしますか···。
·········
······
···
「あはは···はい、最早何も言いません。 では3on2を始めます! 皆さま準備をお願いします!」
その一声で俺達は準備を始めた。
「じゃあグリモ エクス剣の姿になってくれ。 今日は相手が相手だ···ってこれ前も言ったな。 とにかくよろしく頼むよ、多分今回は目茶苦茶苦労するだろうから」
「はいなのです!魔力循環量を増やすのです!」
「グリモが増やすなら相対的に私も増やさなきゃね···」
よし、えーっと【ナビ】!っていうかソウちゃん!
『はいマスター!何時もの奴ですね。 どれにしますか?』
うーん、相手は邪神だし、スキルセット3(剣士の強)で。勝負にならないようだったら最強にするから。一応【思考加速】『神』にしてくれ。
『かしこまりです!』
後、公の場でマスターって言いそうになるのは直そうな?
『···えへへ、すみませんマスター』
まぁ大会が終わったらソウちゃんの記憶は消されると思うけど。
「それでは皆さま準備が準備が出来たようですね?」
始まるようだ、とにかくよろしく頼むよ?まぁあ?ソウちゃんは全能神だから問題ないと思うけどね!ね!
『うぅ~わかりましたってばマスター!』
さて、俺は剣になったグリモとエクスを抜く。確かに何時もより魔力が込められている。それに軽い、剣がすっぽけ無いようにしっかり持っておこう。更にソウちゃんがスキルセット3を使用したようで前の時の用に力が漲ってくる。普段より何倍も体が軽くなる感覚だ。
「それでは···3on2!···············開始!」
遂に3on2が始まった。
次の瞬間、目にしたのは迫ってきている一振りの刀だった。
次からはガチバトルになります!