~邪神から女神に~
横浜ベイスターズ頑張れ(゜Д゜≡゜Д゜)
\横浜優勝/
ええええええええええええええええええええ!?
声には出せないが内心とても驚いている。
「て、転職ですか?そ、そんなに簡単に···」
「んー、そんなに難しいことじゃないですよ?今の仕事を私に引き継ぐだけですから」
「で、でも私には部下がおります。私の部下たちに迷惑を掛けるわけにはいけません」
「そこは私の権能でチャチャっとやっちゃいます♪」
確かに全能神様のお力を以てすればそれは可能だろう。
でもそんな私の我が儘で全知全能たる全能神様のお力をお使いになって大丈夫なのだろうか。
「んー?部下の愚痴や意見を聞くのは上司として普通の事だと思うんです。 私はこの会社の社長みたいなモノですから!」
「ほら、全能神様もこうおっしゃっているのだからお言葉に甘えなさいよ···。(あんまり躊躇ってると返って失礼にもなるわよ···)」
天照大神さんが小声で付け足してくる。
··················。
「······では、お言葉に甘えさせて頂きます···」
「はい♪分かりました!······あ!アフラクは種族は女神になるからよろしくお願いしますね!」
「へ!?·········へぇぇぇぇぇぇ!?」
その言葉を言ったあと全能神様はすっと消えてしまった。
「全能神様、最後にとんでもない爆弾落としていったわね···」
「でも、女神になったとしても『死』を与える仕事が無くなるのなら···」
「ね!頼んでよかったでしょ!」
「···どうして私のためにそこまでしてくれるの···?」
天照大神さんがどうしてそこまでしてくれるのか···?
私達には今まで仕事仲間以上の関係は無かった筈だ。
「そ、それは···ま、周りに仲良くできそうな人がいないのよ···」
「···?他の創造神は···?」
「1人は私とソリが合わないし、1人は最近他の事に夢中だし···」
これはあれだ、ツンデレって奴だね。
天照大神も可愛い。
「うん、さっきの事もあるし友達になってあげるよ!」
「な、なによその言い方···」
「ふふっ♪冗談だよ!」
·········
······
···
「···そんな事で私は邪神から女神になったの」
「···苦労してたんだな···それにしても天照大神がそんなに可愛いことをしてたなんて···」
「わ、悪かったわね!」
いつの間にか天照大神が部屋の中に入ってきていた。
相変わらず金ピカな服を着ている。
だが顔は赤くしており、恥ずかしがっているようだ。
「い、今聞いたことは忘れなさい!メイジ!」
「残念だったな、俺の脳ミソは都合よく記憶を抹消出来るようになってないんだ」
「···なら忘れさせて上げるわよ!」
「やってみろ!ツンデレ天照大神さん!」
2人は取っ組み合いを始めてしまった。
アフラクはそんな2人を微笑ましく見ているだけで合った。