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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第6章【全大神大会】
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~やりすぎかな?~

「そして、魔神のイエロー様!現人神となったメイジ様と戦うのは初めてです!どのような戦いになるんでしょうか!ではお二人は」


実況の掛け声により、俺とグリモとエクスはフィールドに出る。

向こう側からもイエローが歩いてくる。


「よし、グリモ、エクス剣の姿になってくれ。 ちょっと久しぶりの戦闘だから鈍いかもしれないけどゆっくりやるぞ」

「はーいなのです!」

「あんなド変態なんてぶっ潰してやるわ」


グリモとエクスは人の姿から剣の姿に変化する。


「あれは!かつてこの神界で管理されていた魔剣グリモカリバーと聖剣エクスカリバーでしょうか! いつの間にか神界から消失していたと言われていましたが··· まさかメイジ様が所持していたとは··· 更に先程人の姿に···」


実況は興奮しているのか早口でグリモとエクスについて語っている。


────そんなメルティちゃんも可愛い────!

────早く始めなさいよ────!


「こ、こほん!で、では準備をよろしくお願いします」


俺はグリモとエクスを鞘から出す。

グリモから放たれれる滅びの気、そしてエクスから放たれる救いの気がコロシアムを駆け巡った。


『えへんっなのです!』

『いつもグリモのこれを中和するのは大変なんだからもうちょっと抑えてね···』

『はっ!ごめんなさいなのです!』


ほいほい、そろそろ始まるから気を引き締めてね。

じゃあえーとナビ?いやソウちゃん?


『はいマスター、いつものですね♡ それとスキル使用の時はナビでお願いします!』


ほいほい、今回は相手が相手だしスキルセット3で頼むわ。


『了解ですマスター』


俺が事前にセットしておいた剣士(・・)用スキルを発動する。

今回発動したのは剣士スキルの最高バージョン···らしい。

これを作ることになったのは当時のナビに『マスターに合ったスキルセットを作りました』と言われそのスキルセットで依頼された敵をグリモかエクスで切ると切った部分が消滅した。

剣士セットは弱・中・強・最強の四つを作ったらしいが地上では弱でこれだ。

だがここは神界、一回も使った事のなかった強を開放することにしよう。


『スキルセット3を使用しました』


お、おお!?

グリモとエクスをどのように扱えばいいのか直感で分かる。

それにいつもより体が何倍も軽いのを感じる。


「私も準備完了です!」


イエローはさっきより衣装が派手になっている。

これはさっきレッドがマアトとの闘いに使っていたクロスコスチュームって奴か。


「で、では1on1第四試合!開始です!」


よし、俺もたまにはカッコいいとこ見せちゃうかな!···なんて。


「ハァァァァァ!勝ってメイジ様をメロメロにするのぉぉぉぉぉ!」


イエローが目にもとまらぬ速さで突っ込んでくる。

俺は『思考加速』のスキルを持っているためイエローがこちらに到達するのには時間がかかる。

じゃあまあ先手必勝ってことで。


「『二天双波』」


軽めにグリモとエクスをイエローが突っ込んでくるのに向かって一閃する。

何も抵抗なく振り切ることができた。


────う────そ────


イエローの体は音もなくバラバラになる。

目の前に広がるグロシーン、かと思ったら即結界の外で復活してた。


まじか、軽く振っただけなのに···。

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