~邪神の力~
「1on1第三試合!現在善神が二勝しており悪神が二敗です。 この時点で1on1における善神の負けがなくなり、悪神の勝ちがなくなりました!悪神としては残りの二回を勝利し、何とか引き分けに持ち込みたいところですね···」
第三試合、組み合わせは善神がアフラク、悪神がピンクだ。
となると第四試合の組み合わせは善神が俺、悪神がイエローか。
イエローは見た目の割に言っていることが過激だからなぁ···」
「では出場選手のアフラク様とピンク様はフィールド上にお願いします!」
眠っていたアフラクは目を覚まし立ち上がると俺の前まで歩いてくる。
「勝ってくるね?」
「あぁ、お前が邪神だっていうのは後で二人きりでたっぷりと聞くことにする。 アフラクが邪神なら相手の事も考えてぶちのめしてこい」
「うん、一瞬で終わらせてメイジと二人きりでいちゃいちゃする」
「···そういう意味で言ったんじゃ無いんだけどな···」
·········
······
···
「ここで会ったが100年目以上!裏切者?であるアフラク様を説得しにイビルピンク参上!」
「またあなたなのね、もうそっち側に戻る気は無いって言ってるじゃない。 ······それに、善神側にはメイジもいますし···♡」
「むきっーーー!わーたーしーも善神になりたいー!」
アフラク有利な痴話喧嘩が始まった。
それは五分ほど続き収集がつかなくなってきたのでソウちゃんに仲介された。
「な、何回目の脱線かは分かりませんが気を取り直して1on1第三試合!開始!」
────バグンッ!
始まったと思った瞬間ピンクの体の下に黒い影が出現しピンクは一瞬で飲み込まれる。
────キャァァァァァ!!
そして何事も無かった用に結界外に転移されるピンク。
「あ、アフラク様強い!一瞬で勝負を決めてしまいました!」
────ワァァァァァァ!!
アフラクも何事も無かった様にメイジたちが監視している所まで戻ってきて、そしてまたもや何事も無かった様に睡眠に入る。
睡眠に入る速度はどこかの天才スナイパー小学生並である。
「······zZZ(b)」
「全く···まぁお疲れ様、夜までゆっくり休んでくれ」
「······zZZ(///)」
へいへい、了解ですよ。
·········
······
···
「はい、1on1の試合が思ったほど早く終わってしまったためにお昼休憩を挟まずに1on1最終試合!ただ今話題沸騰中!そしてその美しい容貌で数多の女性神を落としてきた現人神!メイジさんです!」
────キャァァァァァァ!!
────ブゥゥゥゥゥゥゥ!!
説明がひどく、恥ずかしさにもだえ苦しむメイジであった。