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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第6章【全大神大会】
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~戦うよ~

「さて、またもやトラブルがありましたが気を取り直して1on1第一試合です!第一試合は魔法の女神のマナ様と魔神のブルー様!」


二人はフィールド上で向かい合っている。


「悪の秩序を守るため!イビルブルーが貴方の秩序を正すわ!」

「···私は女神···だから貴方よりも秩序が整ってるって毎回言っている···」

「······ま、まぁいいわよ!やるわよ!今回こそ貴方を倒して見せるわ!」


フィールド上に緊迫した空気が流れているように見える。

見える···だけだが。


「では!第一試合マナVSブルー開始です!」


始まった瞬間、ブルーが詠唱を始める。


「────我が願いを聞き、我が願いの本流である水を表した······ってちょ!?」

「···詠唱は隙を作り過ぎるって2000年前から言ってる?」


マナが宙に浮きながらブルーの懐に迫ってきていた。


「···今回はこれ···『水神の神剣』」


懐に入ってきたマナの右手の先には青色に輝く剣が現れていた。


ザンッ!


ブルーの腹部に青色の剣は深く突き刺さり、差し込まれた所からは血があふれ、口からも喀血している。

と結界の効果が発動したのかブルーはフィールド外に飛ばされ、意識を失っていた。


「しょ、勝者!魔法の女神マナ!」


────ワァァァァァァァ!!


マナの流れるような捌きで一瞬で勝負がついた。



·········

······

···



「···ブルーとは腐れ縁みたいもの···いつも威力を上げるために詠唱をするアホ」

「まぁあの長い詠唱は隙だらけだな···」


選手の控室、そこでマナとマアトとアフラクと待機している。

アフラクは本人曰く『力を蓄えるために寝る』らしくいつものように寝ながら返事はできないガチ睡眠らしい。


「次は私だからね!よく見ておくのよ!私は戦いの女神なんだから負けるわけにはいかないのよ!」


俺がここに来てから戦いの女神であるマアトの戦っている所は見たことがない。

まぁ女神が戦う事態にならなかったのは平和でいいんだけどね。



·········

······

···



「さて1on1第二試合となります!戦いの女神マアト様と魔神のレッド様!」


マアトはアイテムボックスから一振りの刀を取り出す。



血吸(けっすい)


女神マアトが愛用する神刀、マアトの魔力を結晶にし、その結晶で作られた刀。

血を吸うことにより切れ味が上がる。

さらに魔法付与することにより、その属性に応じた技を100%引き出すことができる。

状態保持の魔法が全能神により付与されているので、汚れることはなく、壊れることはない。



「久し振りだから鈍ってないけどいいけど」

「それはこっちのセリフだわ!私を楽しませてね!」


レッドも剣を抜いており、その剣は赤く輝いている。



赤剣(せきけん)


レッドの魔力を媒体にし生成した剣。

その名の通り赤い剣であり神剣。

状態保持の魔法が全能神により付与されているので、汚れることはなく、壊れることはない。



二人の刀と剣はどちらもとても鋭く、互角といっていいだろう。

この戦いは使い手の技量が勝負を分けるだろう。

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