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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第6章【全大神大会】
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開催

今回から新章です!

「ここは悪神達の町コロシアムっ!今から行われようとしているのは第百回となる全大神大会!実況は私亜神のメルティでお送りします!」


ローマのコロシアムのリングの中央に白い球体が漂っている。

その上にピンクのアイドル衣装を着ている少女が立っている。

その少女はピンクの髪をなびかせながらマイクを持っている。

この状況はコロシアム各地に表示されているウィンドウに生中継されている。


────超絶可愛いメルティちゃぁぁぁぁぁん!


コロシアムの観客席からピンクのTシャツを着ている一部の集団がコロシアムに似合わないサイリウムを光らせながらピンク髪の少女へ声援を送っている。


彼女はメルティ、メイジが作った遊園地に併設して作られたコンサートホールで誕生したアイドルだ。

メイジが街を作ってからこの短期間でファンを獲得したのである。


「今回の全大神大会の優勝賞品は特異点であるアリムラメイジさん1日フリー券です!」


その声を聞いたとき野太いブーイングと甲高い声援が同時に聞こえる。


────あの野郎はぶっ潰してやる!1日かけてなぁ!

────俺の嫁のアメリアさまがぁぁぁぁぁぁ!!許せねええええええええええええええ!!


などや


────キャーーーッ!メイジさまぁ!

────1日フリー券なんて夜までフリーにしていいのよねっ!!

────マスター!!かっこいいですぅ!

────メイジさんは渡さないですよぉ!


などの声が聞こえる。


「特異点のメイジ様はとても人気のあるお方のようですね···(なんで私が実況なのよぉ!私だってフリー券ほしぃのにぃ!こんなことならアイドルなんて始めるんじゃなかったーー!)」


このメルティ、ショッピングモールでメイジを見かけた時からメイジにぞっこんなのである。

このメルティのタイプはとにかくイケメンな人。

出来れば性格もよい方がいいがそれはそこまで重要視しない。

その点メイジは理想のタイプだったのだ。


「優勝賞品をゲットできるのはとある方が審査をしてくれるの事なのですが···ではその方にご登場いただきましょう···」


その言葉を機に天空から眩い光が舞い降りた。



·········

······

···



うっひゃぁ、ソウちゃんの登場派手だな。

まさに神の登場だな、ここにいるの全員神だけど。

創造神と女神、そして邪神二人も跪いているようだ。


────誰だ?

────ショッピングモールでメイジ様と一緒にいた人?


ソウちゃんは白いローブのような服で天空から降りてきた。


「我の権威を脳裏に────復元せよ復元せよ────焼き付けよ焼き付けよ────『リストレーション』」


コロッセオの神々の頭がガクンと垂れる。

皆目を閉じており生気が抜けたようだった。


「ソウちゃん?だ、大丈夫なのか?」

「あ、マスター大丈夫ですよ。亜神と半神達に私の情報を一時的に戻してる途中ですから。そろそろ定着されます」


ソウちゃんがそう言うと少しずつ神達が目を覚ましてきた。


────な、なんで全能神様の事を···

────おぉ、全てを司る御方···


起きた瞬間亜神、半神はソウちゃんに跪く。

全ての亜神と半神が起き上がり跪いている。


あっ!俺も跪かないと!


「あ、マスターはこっち来てください♪」

「うん?そうか?」


俺はソウちゃんの所へスキルを使って飛んで行った。


「なんだ?ソウちゃん?」

「ふふっ、もっと近くに来てください♪」


ソウちゃんの言われるがままに更に近づいていく。


「まだか?」

「まだです♪」


更に近づく。


「···まだか?」

「まだです♪」

「もう結構近いんだが···」

「まだです♪」


更に近づく、もう目の前にソウちゃんの顔がある。


「顔を上げなさい」


その言葉で下にいる半神と亜神は顔を上げる。

ソウちゃんはそっと俺の腕に自分の腕を絡ませ······

そっと頬に柔らかいモノが触れた。


────!!


「えっ」

「全能神の名において貴方たちに命じます!私が嫌なので!1日券でマス···メイジを傷つけることを禁止します!主に男性神!」


────御心のままに!


「はい、じゃあ楽にしていいですよ」


その言葉を機にコロシアムが騒がしくなっていった。


「な、なんであそこで頬にキスしたの···?」

「私がマスターの事を特別に思っていると意思表示するためです!」

「ほんとは?」

「ただ私がしたかっただ······あっ!」


その時、俺達の周りにいくつもの人影が出現する。


「私」

「達」

「も」

「忘れ」

「ない」

「でよ」

「ね」


それは俺の恋人、アメリア・アルケー・ウラヌス・マナ・アフラク・マアト・ロゼだった。


「というわけで今から私たちも意思表示します!よろしいですか?全能神様?」

「むぅ、私も参加できるのなら許可しましょう」


その後、神々にもみくしゃにされるメイジの姿がコロシアム中に中継されたという······。




うぅ、弓無しの弓術士を執筆する時間がないです······(´;ω;`)

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