~ソウちゃんとデート~
俺はソウちゃんとデートするために追加で創った虹色に輝く水を放つ噴水の前にいる。
創った直後から人が集まりだし、数少ないカップルがイチャイチャしている。
俺はリア充の味方になることをしてしまった。
その証拠に周りに独り身の亜神達からとても痛い視線や殺気を受けている。
俺も地球にいた頃は彼女いなかったからその気持ちわかるよ。
かと言って今の俺は地球でいうところのハーレム状態なワケで。
とにかく俺がイケメンなのには人生で一番驚いた。
悲しいがなお前たちの嫉妬の対象になるのは心が痛い。
どの口がそれを言っているのか by作者
「マスター!お待たせしました!」
ソウちゃんのご登場だ。
いつも着ている神様っぽいローブを着ていた。
亜神からも常人の容姿と覇気を感じているのでビビッているようだ。
「じゃあ行くか、今日行くのはまず映画館だよ。何でもここの亜神がこの短期間で作ってくれたみたいだし。見てみようか」
そういうとソウちゃんは俺の腕に自分の腕を絡ませてくる。
この世界の女性は地球と違って積極的すぎる。
俺が出会った女性たちがそうなだけかもしれないが。
結局、痛い視線を受けながらメイジが創った映画館へと向かう。
·········
······
···
そしてここは映画館の第三シアター。
映画館は第六シアターまである。
ここで今放映されるのは『目指せネト充!女子高生求めて三千里。』
正直この映画作った人キチ〇イだと思う。
題名だけでもう爆死する未来しか見えない。
「楽しみですねぇ」
ソウちゃんはコーラ片手にキャラメルポップコーンをボリボリ食べている。
そして食べカスが落ちた瞬間に全て消滅している。
器用なことをするなぁ···と思っていると映画が始まった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
日本の大学一年生にはとある野望があった···。
「ネットで知り合ったjkとイチャイチャしたいっ!」
という煩悩の塊のようなこの人。
彼はその顔からして彼女ができなかったのだ。
そんなわけで八下田八潮19歳は某動画サイトの生放送を始めた。
元々コミュニティは作っていたが受験があったので休止していたのだ。
arm〇3やPU〇Gをやろうとしたが年代物の自分のPCでは無理だったので、仕方なく某サンドボックスゲームのサーバーを開いたりした。
~約一か月半後~
根気よく放送を続けていくことによりそれなりにリスナーも増えた。
いつも通り雑談の枠を取った。
やしお「今日は大事な話があります」
syouazyou[お?DT卒業した?]
aonba[アルパカにでもなった?]
donk[掘られた?]
kakeru[鯖停止?]
やしお「DT卒業してるやつがいたらアクセス禁止やからな。······今日は本当にクソみたいなことしたんだわ」
syouazyou[一緒に警察いくから自主しよ?]
やしお「警察沙汰ではないです」
やしお「正直言うと、新しいPC買えなくなりました」
syouazyou aonba donk Kakeru [は?]
やしお「これがまたkusoみたいな話で······」
そう、やしおは今日ある重大な過失をしてしまったせいで新しいパソコンを買うためにバイトで貯めた金を仕方なく使ってしまったのだ。
その過失とは······
やしお「トイレにkuso詰まらせて業者に二万取られた」
donk[草]
kakeru[草]
aonba[そんなに大きいのでちゃったか]
syouazyou[草っていうか臭]
この男やしおはいつも通り快便だった。
いつもよりスッキリしたので完全にふき取るためにいつもよりペーパーを多く使ってペッと流した。
その結果がこれである。
やしおはペーパーが原因だと思いお湯を入れ、ラ〇ーカップを使用したがダメ。
業者に来てもらい、見積もってもらうと基本料金は二千円だがそれは薬剤投与の代金で吸引作業に入ると二万とられるとのこと。
やしおは薬剤に懸けた、だが駄目。
仕方なしにポンプ吸引作業に入り二万取られた。
やしお「しかもペーパーじゃなくて完全なクソ詰まりだったんだわ」
donk[臭]
aonba[何製のクソだよ]
kakeru[巨大BEN]
syouazyou[戒めや]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
なんだこの映画は···内容もkusoじゃないか。
あの後やしおは自称jkと会うことになったがそこにいたのは40過ぎのおっさん。
そのおっさんに「動くな、俺はゲイだ」などと言われ、カラオケボックスで逆レ〇プ未遂にあったりした。
更にそのおっさんがヤンデレだということも発覚してしまい、EDになる寸前だった。
きたなすぎるぞこの映画。
ソウちゃんが引いてないかが心配だ。
「···すぴゅーzzZ···あぁ、マスターそこはだめですぅ」
寝ていた、そういえば映画が始まった瞬間から寝言が聞こえていた気がする。
とりあえずこの映画を作った奴らは映画館出禁な。
この映画を見たことはなかったことにしよう、そうしよう。
このことを記憶から消し去ったメイジだった。