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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第5章【神界】
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~創造神サタン~

新しいパソコンメッチャ快適ィィィィィィィィ!!!

今日会う予定なのは冥界の創造神『サタン』という創造神様らしい。

更に性別は男らしい。

最近女性としかまともに会話していない気がするので楽しみと言えば楽しみだ。

かと言って相手は創造神、今回はアルケーも居るとはいえ失礼な事はしないようにしなければ。今は温泉に浸かりながら昨日の夜の疲れを取っている。


「ここ、いいか?」


考えていると1人の男性が温泉に入って来ていた。

ガタイが大きく、はっきり言って強面の男性がいた。


「どうぞ」

「あぁありがとう、この温泉を作ったのはお前なんだろう?この温泉はよい、疲れが良く取れる」


この温泉の効能は日本の温泉よりも高くしてある。

疲労回復、健康促進、美容効果などの効果を入れておいた。

この温泉に毎日入れば健康で居られるだろう。


「そうですね疲労回復、健康促進などがありますね。この温泉は自分の故郷にある施設なんです」

「ふむ、君の故郷の世界はどこかね?」


まぁこの人になら言ってもいいだろう。

特に隠しているわけでもないが。


「地球です、詳しく言うと地球の日本という国ですね」

「ふむ、私にも地球の日本の知り合いがおってな、そいつはこんなことを教えてくれなかったぞ」


うーん、日本の神様かぁ、最近地球からは神が来てないって言ってたし、知識が古かったんじゃないか?


「うーん、昔の神様なんじゃ無いですかね?日本は歴史がありますし、温泉が出来る前にこっちに来た神様もいるでしょう」

「そうだな、少なくとも私が来る前にここにいたからな、仕方が無いのか」


この人がどれくらい前から神界にいたのかは知らないが、相当昔の神様だろう。


その後は俺が作った建物について話した。

今の日本の文化について興味がありそうだったからだ。


「じゃあコーヒー牛乳をごちそうしましょう、【創造】コーヒー牛乳」


風呂上がりのコーヒー牛乳を創造した。

昔ながらのビンに入っている。


「おお、これはありがたい」


俺達は腰に手を当て、コーヒー牛乳を一気飲みした。


「プハァッーー!これはうまいな!」

「温泉とか風呂上りに飲むとおいしいんですよ!」

「ありがとう、ではまた後で(・・)な」


ガタイのいい男性は温泉から去って行ってしまった。

しかしあの人は誰なんだ?気持ちよく話しちゃったけど、全然知らない人だしな···。

ていうかここって俺たち専用の温泉じゃなかったっけ!?



·········

······

···



俺とアルケーは冥界の創造神『サタン』に会いに行くため、サタンが住んでいる禍々しい黒い城に来ていた。


「いいかの?昨日と同じように失礼な事はしないでくれの?」

「分かってる、かわいい恋人の頼みだしな、全力で敬語を使う」


黒い城の門にアルケーが触れると、ひとりでに門が開場した。

城の中はとにかく黒い物で埋め尽くされており、城内は黒づくしだった。

城内にいる兵士たちの防具、髪の色も黒で統一されていた。

アルケーの案内で城の中に入り、とある部屋の前にたどり着く。


「サタン、はいるのじゃ」


アルケーがノックをした後にそう言った。

すると中から聞き覚えがあるような声が聞こえた。


「お、来たかアルケーにメイジ、入っていいぞ」


ギィ、という音とともに扉が開かれる。

中は普通の応接間のようだった。

さらに中は黒くなく、いたって普通だった。

その中にあるソファに座っていた人影に俺は見覚えがあった。


「あ、あなたは···」

「よう、朝ぶりだな」


朝、一緒に温泉に入った強面の男性だった。


「うむ?お主ら前にあったことがあるのかの?」

「あぁ、温泉でね」

「そうだな、実際話す事は無くなっちまったな。聞きたいことは全部聞いちまったし」


そういえばそうかもしれない、途中話と全く関係ない質問をされた気がする。


「おう、こいつはヘタレだが悪い奴じゃねえってことが分かった」

「ヘタレってとこは余計ですけどね」


冥界の創造神ってことだからめちゃくちゃこy人だとイメージしてたがそうでもなかったな。

こっちに来てから周りの人たちの人柄が良すぎて泣けてきた······。


こうして俺は何も問題なく面会を終えた。

次回、天照大神(アマテラス)との面会。

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