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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第4章【冒険者生活セカンド】
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~犯人探し~

「メイジ様!ありがとうございました!貴方がいなければ私は死んでいました!」


アイシス姫にお礼を言われた。

今はアイシス姫の私室に2人きりだ、(グリモとエクスは装備中)。

何故俺達が2人きりなのかと言えば、それはアイシスが希望したからである。

2人きりでお礼が言いたい···と、護衛騎士達は勿論これに反対したが『メイジさんがいなければ私は死んでたんですよ!?殆ど役に立たなかった貴方達はもっと鍛えてください!』の一言で撃沈。

現在は必死に修練に励んでいるらしい。


「まぁ、依頼ですから」

「ふふ、それでもです、貴方がいなければ私は死んでいたでしょう」


まぁ、護衛騎士達は瞬時に守れる位置にいなかったし仕方ないんだけどね。


「明日のパーティって開催するんですか?」

「開催はしないらしいですよ、襲撃があったので当然ですね」


そうだろうな、また襲撃があったら困るしな。


「護衛の延長はあるのか?犯人が捕まるまであいつらじゃ危険だろう?」

「そうですね···お願いできますか?もちろん、追加の報酬は出します」

「分かった、一国の王女が殺されたなんてことにはなりたくないしね」

「ええ!本当にありがとうございます!」


うーん、俺も四六時中護衛できるわけじゃないしな···

なんか、王女が身を守れる道具でも作るか?

そうだな、作るか。


「王女様が身を守れるように魔法を付与した道具を作ろうと思うんだが、どんなのがいい?」

「道具を作って頂けるのですか!?···それはアクセサリーなどでも大丈夫ですか?」

「大丈夫だ」

「それなら···ティアラでお願いできますか?」


ティアラか、姫にピッタリだな。


「了解です姫様【創造】クリスタルティアラ」


俺の手にクリスタルで作られたティアラが姿を表した。


「綺麗···」

「まだできてませんよ【状態保持】【装備者防護(極)】」


スキルを付与したことでクリスタルティアラは金色に淡く輝きだした。


「わぁ···」

「さぁこれをどうぞ姫様」


クリスタルティアラ


付与:状態保持・装備者防護(極)


亜神メイジがアイシスの為に想像した魔法のティアラ、装備者の防御力を超強化する。

数字に表すと5000ほど。

さらに状態保持で汚れることは未来永劫ない。



「つけてもらえませんか?」

「わかりました、王女様」


俺は跪きアイシスにティアラをつけた。


「ふふ、ありがとうございます、私の騎士様」

「期間限定の騎士ですけどね」

「それでも期間中は私の騎士様です、私のこと、守ってくださいね?」

「はい、姫様」


そう言うと、アイシスは頬を赤らめ微笑んだ。



·········

······

···



「今回の件について礼をいいます、妹を救ってくれてありがとうございました!」


いつぞやの謁見の間でイリアス女王に謁見をしていた。

アイシス王女も一緒だ。


「それで陛下、今回の件の元凶の目処はつきましたでしょうか」

「うん、多分第一王子派の貴族の仕業でしょう、次期王権をめぐっての権力争いが原因でしょう」

「イリアス女王様が退かれるのですか?」

「元々私はその場つなぎのようなものですね」


イリアス女王は身分こそ第一王女だが、前代国王の妾の子だ。

代々王家は王と正妻の子が王家を継いでいる。

今回は前国王が病気で早死し、次の王を決めることになったが、正妻との子である第一王子と第二王女は成人しておらず、王になれない。

その為、特例として第一王女がつなぎとして、即位することになったのだ。

今回、アイシスが成人したので、即位されることを危惧した、第一王子派がアイシス王女の殺人を謀ったらしい。


話を聞き終わった時に、謁見の間のドアが勢いよく開いた。


「お姉さま!僕を支持してくれている貴族達がアイシスお姉さまを襲撃したのは本当なのですか!?」


入ってきたのは黒髪のショートカットの美少年だった。

アイシス王女のような、豪華な服を着ていた。


「クライブ···」

『彼がこの国の第一王子、クライブ王子です』


すごい真面目そうな子だな。


「それなら僕は王になんてなりませんっ!」


その時、奥からロゼとキョウが歩いてきた。


「メイジ様、今戻りました」

「ただいま~」

「!!」

「お、おかえり」


襲撃犯の調査をしていたのが終了したようだ。


「あ、あなたがメイジ様ですか!?」


ん?王子の目線がこちらに向いたぞ?


「あ、ああそうだが」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!まさか本当に会えるなんて!」


あれ?さっきまでちょっとシリアス気味だったのに一瞬で晴れたぞ?

この作品に珍しいシリアスだったのに!


『メタい、メタいですメイジさん!』


仕方ないね、久しぶりにシリアスだったんだぞ!


「メイジ様!是非僕に冒険談をお話いただけないでしょうか!?」


ズズいっと俺に近寄ってきた。


「まてまて、今王家を継ぐとかの話じゃなかったのか!?」

「それは今はどうでもいいです!ああっ、それがあの魔剣グリモカリバーですか!?もうひとつの剣は···もしかして聖剣エクスカリバーですか!?うわぁぁぁぁぁぁぁ!かっこいいです!メイジ様は二つの剣に選ばれた御方なのですね!」


ダメだこりゃ、帰ってこないな。

自分の世界に入り込んでる。


「イリアス女王、お話はまた今度に···」

「······仕方ないな、ではまた明日に···」


こうして俺はまた厄介そうなのと知り合った。

アイシス王女が女神ーズよりヒロインしてる。他作品だったらメインヒロインだな。

てか最近女神要素少ない気がする···ヽ(・∀・)ノ

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