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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
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閑話~神界体験入社5~

よかった……アマテラスが日本語が通じる神で。元々は三日かかるってことはどっかで二泊するって事ですか?まだ働きたくないよ。一応年齢的には高校生ですからね?


「えーじゃあほぼ同じ仕事をしてる部署を省いて説明するわね」


アマテラスはそこから大分簡単に説明を続けてくれた。いくつか興味がある課があった。自然を司る神達が各々管理する国や地域の環境を整える仕事、人間が環境を破壊するためその破壊に対抗するのが大変なんだそうだ。そして日本の神社や海外の教会などの神に関わる場所の周り、それを管理する者を守護する仕事。この仕事は一番『神』って感じがする。というか神の存在を公表する前にもアマテラスとデートしてるときに伊勢神宮で神主さんたちに囲まれた事があったよね?やっぱりそういう人は元々知っていたんですかね?そして輪廻転生を司る箇所。もしかしてこことかでアメリアは仕事してるんですかね?アマテラスに聞いてみると。


「そうね、ここは地球の部署だからいないけれどアメリアはギールの同じ部署に所属してるわね」


「へぇ、転生なんだね。天国とか地獄とかあると思ってた」


「いや、それはまた別の課ね」


「あ、あるんだ……」


「えぇ、天国は並外れた善行を積んだ人が選択していける場所。地獄に行く者は並外れた悪行をを行った者が強制的に送られる場所ね」


「あるんだ」


「そうね、前項と悪行の行為がよっぽど振り切らないと基本的には輪廻転生するわ」


なんかすごい世界の理に触れてる気がする。


「アメリアがやってる仕事かぁ……興味あるな」


「あら、じゃあ時間があったらギールの方にも顔出しましょうか。アルケーもこいこいってうるさいし」


「うん、よろしく」


「じゃあ、そろそろ私のオフィスに行くわよ」



………

……


ただでさえ広いオフィスの中、そこを十分ほど歩いてようやくアマテラスのオフィスについた。これまでのオフィスは近代的というか機械的なオフィスだったけどアマテラスのオフィスは和室の広い部屋でそこの中心にウィンドウのようなものが浮いていた。


「やっぱり和室なんだな」


「そりゃそうよ、だって私日本の神だもの」


「ずっと昔からこの部屋で部下達に仕事の割り振りとか統率とかしてるわね」


ウィンドウの中には数えきれないほどのタスク?のようなものが存在しているらしいが、向こう三日の仕事はすべて終わらせてきたという。


「本当は守秘義務とかあるんだけど、名人だったらいいわよ」


『そうですね、地球の未来の予定とか載ってますけどまぁ大丈夫でしょう』


ソウちゃんから結構衝撃の事実が飛び出す。未来って?


「まぁ、仕事に就いたらわかるわよ?私の秘書にね?」


「秘書って何をするんだ?」


「え?四六時中私の事を癒してくれればいいわ」


「えっと、具体的にお願いします」


「そうね、私が呼んだら頭なでたり一緒にごはん食べたり私と……(ブツブツ)」


『あ、それ私がする予定なので……』


なんか就職先が色々転々としそうだな。

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