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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
357/368

~目的とは?~

side 旗艦ヴェンジェンス 司令室


「No.2ね、そんなの本当にいるんでしょうね?」


ゴッドスリーの一柱がそう口にする。彼女がそう思うのも無理はない。私たちが交渉する相手である世界のNo.2。その存在は()()しか知らない。よって創造神がこちらの思惑を及び知ることはない。があちら側にも邪神がいる。今回の救出に携わっているのが旧支配者(邪神)が三柱。元々向こう側の一柱。救出に来ていない残りの一柱は世界の管理を行っていると考えられる。残りの可能性は存在を知っている邪神たちがこちらの目的について思い至ることだが。


「私たちにはその道しか残されてないのよ」


旧支配者達に関しては()()()()()()N()o().()2()()()()()()()()()()()()()()、まぁ他の邪神や創造神達に聞かれでもしない限り話すことはしないだろう。


しかし理知的で創造神達に協力的な邪神がいる。その一柱がNo.2の存在にたどり着かなければいいけど。


「この先のポイントがNo.2に接触できるポイントよ、急ぎましょう」


ここからポイントにたどり着くまであと6時間ほど。それまで何事もなければいいけど。



………

……



side アマテラス


あの三馬鹿の監視がひと段落付いた。眠れば休憩をと思い一度指令室に立ち寄る。


「おーう、奴らはやっと寝たんじゃなあ」


アルケーが出迎えてくれる。これまで私と交代で艦隊の指揮を執ってくれていた。


「あいつら口を開けばぴーちくぱーちくワガママばっかり喧嘩ばっかりでどうしようもないわ」


監視下に置く判断をしたのを少しだけ後悔した。


「特に状況に変わりはないのう」


「でしょうね」


こちらは連中が逃げた方向に向かって移動中。そろそろワープした地点へ到着するだろう。


「ハスタから何か情報は来てない?」


「いや、依然調査中という事じゃな」


ハスタはここに来る前に敵の事について神界で調査をしてもらっている。彼女の部下に関してはこの艦隊に加わっているが。


「のう、アマテラス」


「なに?もうあいつらの愚痴なら聞き飽きたわよ」


「メイジを攫ったやつらの目的、なんだと思う?」


「目的?」


……まず第一に一番確率が高いのが名人(メイジ)を人質として活用するという事。今や全能神様も名人(メイジ)に夢中なのである。その身柄の価値はとんでもなく高い。しかしその身柄で全能神様に交渉など持ち掛けてみれば、一瞬でその存在が抹消されるだろう。第二にそもそも名人(メイジ)を手に入れることが目的な場合。現状これが一番確率が高いと思われる。どこかで名人(メイジ)の事を知った神?達が名人(メイジ)に惹かれ……という事。


「そうね、名人(メイジ)本人の確保が目的?」


「……そうじゃな、それが一番確率が高いかのう」


『いえ?そうとは限らないですよ?』


「「ん?」」


『こちらハスタ、結構革新的な情報をつかんだので共有したいと思いまーす』


噂をすればなんとやらってやつね。

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