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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
356/368

~NO.2~

side メイジ


「はい、お疲れ様」


「………………」


………………………。


「あら、ダウンしているみたいですね。まぁ何とか意識はあるみたいですけど」


…………プルプル。


「スライムみたいに震えてますね、つんつん」


「…… (やめて)……」


「おお、決壊寸前。宇宙で戻すんだったらそのうちブラックホールやら恒星に飲み込まれてるから早く楽になった方がいいんじゃないの?」


…… (女性の前で吐くとか) (するわけないじゃん)


「……なら、もう目の前なのでもう少し待ちなさい」


「…… (はい)


(そういう所よね)


その後、何とかギリギリ停泊している旗艦にたどり尽き、難を逃れた?メイジだった。



………

……



side 旗艦ヴェンジェンス 司令室


「「「おかえりなさい」」」


「よくぞご無事で」


「あぁお前たちもな」


メイジを医療室に届けた後、司令室に戻るとゴッドスリーの三柱が出迎えてくれた。私が単体でメイジを奪還している間、艦隊の支持を任せていた。


「まさか無傷で戻れるなんてね」


「そうよ、よく旧支配者達を出し抜けたわね」


この艦隊を旧支配者の三柱すべてが狙ったときは死を覚悟したが、メイジを目の前にした途端、仲間割れするとは。いや、元々協力なんてする気はなかったのか?


「でも次は創造神も加わって攻めてくるわよ?」


「さすがにあのレベル五柱との戦闘は死にに行くようなものですよ?」


「……私たちが五柱は必要……」


「あぁだからこれからこうして交渉に向かうんだ」


()()()N()o(),()2()にね



………

……



side アマテラス



「寝てるだけだってのに何なのこいつら……」


いや……本当に気が休まらない。旧支配者達がようやく眠ったと思ったら寝たまま喧嘩しだして慌てて距離を引き離すことでまた睡眠に戻った。いや、あんたら喧嘩する元気なんてあるんだったらメイジ取り返せたんじゃないの?


「……うーん、メイジすわぁ~ん、家族へのご挨拶をぉ……」


そして今回の原因の5割ほどを占める原因はすやすやと気持ちよさそうに眠っている。いや、なんかうらやましい夢見てない?私はこんなに疲れてるってのに。


「……うぅ~ん、親の反対を押し切ってメイジさんと駆け落ち……」


私も寝たい。

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