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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
352/368

閑話~神界体験入社3~

「ここが主に地球を管理する、地球部よ」


「広い」


ドラマとかで見たことがあるオフィスがある。それが視界に入りきらないぐらいの広さの部屋に広がっていた。デスクにはPCのようなものが置いてある所や空中にウィンドウが浮かんでいるところなど。なんか魔法と科学が融合してるみたいな感じで新鮮な感じがする。


「「「「お疲れ様です!」」」」


部屋に入った俺たち、いや主にアマテラスに気づいたのかこちらに向かって挨拶をしてくる。なんかさっきからアマテラスの威厳高まりすぎてないですか?


「お疲れ様、今日は昨日のMTGで言ってたように将来の私の直属(※予定&私利私欲)の名人よ」


「名人です、よろしくお願いします」


アマテラスに紹介され、顔合わせ?をしました。けど広すぎて全員に顔合わせするのなんて一日じゃできなさそうですね。


「あれが噂の……」「えぇ、婚約者の」「逆玉の輿ってやつかぁ、うらやましいなぁ」


色々噂されているみたいです。将来ここでうまくやっていけるんでしょうか?


(ふふふ…事前に全体MTGで婚約者として念押しをしてた甲斐があったわね)


アマテラスは昨日にMTGで一時間かけて今日の流れを説明していた。将来婚約者兼仕事仲間として一緒に通勤して一緒に退勤してその後愛の巣で……という妄想の内容をプレゼンしていた。本人は至って真面目なのだが、地球部の社員の亜神からはドン引きされていた。普段は淡々と仕事をこなしているアマテラスだが、最近噂の婚約者の話になるとIQが溶けるのだ。更にそれが職場でとなると明らかに公私混同。しかし、それ以外の仕事は普通にこなしているため社員からも強い指摘はできない。


(((((けど目の前で惚気はやめてほしいなぁ……)))))


一時間たっぷり惚気を聞かされた部下達はこれ以上はやめてという思いで一致していた。


「じゃあこれから簡単にここでやっている仕事を一つ一つ説明していくわね」


そう言ってアマテラスはメイジの手を取り、案内を始めた。



………


「もしかしてデート気分?」「しょうがないじゃない初恋なんだって」「アマテラス様美人だからなぁ……」「とりあえず仕事に支障が出なければいいや」


と、メイジの中ではアマテラスの評価は上がっていたが、部下の中ではイマイチといったアマテラスだった。

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