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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
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閑話~神界体験入社2~

side メイジ


「はいこれ入館証」


「入館証?」


「えぇ、中にカードキーが入ってるからそれをドアの隣にある機械に翳せば部屋にはいれるようになってるわ」


「セキュリティってことか?」


「そうよ、今はないけど、ニャルとかハスターとかの旧支配者達の侵入を退けるためのシステムね」


そうしてこの滅茶苦茶大きいビルの正面玄関から入っていく。


「うわ……」


なんだここ……、本当に会社ですか……?


自動ドアを通ると、中は外の巨大ビルの敷地面積をさらに超えた広さの受付?だった。日本にある空港なんか比較にならないくらい大きいのではないでしょうか?左右が遠すぎて見えないし。


「広いでしょ?いくつかある世界をすべて統括するのにどんどん課が増えちゃってね」


「もしかしてそれぞれの課に受付があるのか?」


「そうよ、それも社内の人間が使う受付ね。内部でもどこがどこか把握しきれてないから受付が必要なのよ」


巨大すぎないか……?80年後くらいにここで働くのか……すっごい苦労しそう。


「今日見学するのは私がトップの地球を統率する部よ?」


「アマテラスって本当に偉かったんだな」


ビルに入ってからチラチラ視線を感じる。おそらくアマテラスが偉いからなのだろう。


「ふっふっふ……メイジもここに入る事になったら私直属でやってもらうから」


……ちなみに、メイジがアマテラス直属で働くというのはまだ正確には決まっていない。アルケーとハスタがメイジの直属を望んでいるためである。この見学の案内も口論で決まらず結局じゃんけんでの決定になった。そして更に言うならば、ソウちゃんが自身の夫として仕事を免除しようと画策しているため、メイジは女神達のヒモという道もとれる。


「もしかして、ここでアマテラスに対して敬語なしだとやばい感じですか……?それじゃあアマテラスさ「それはいいわ!」


「いや……でも周りの視線が……それに一応案内されてる身だし……」


「文句言ってきた奴がいたらそいつの給料3か月没収と降格させるから」


その一言で周りでこちらを見ていた神達が一斉に視線をそらし、そそくさと退散していった。


「……はい」


「はいじゃない!」


「……おう」


「ふん、それでいいのよ」


まだ入っただけなのに一波乱……今日無事に見学できるんでしょうか?

ちなみに旧支配者達が働きたくないと言っている理由はこの会社に入りたくないからです。

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