閑話~最近影の薄いかもしれない全能神との旅行、温泉街編part11~
「んへへへぇぇ」
隣で幸せそうな顔で眠るソウちゃん。そしてその姿は案の定裸である。前にも世界の時間を止めて拉致されて三日間ぐらい拘束されたこともあり、たっぷり搾り取られました。布団だけでなく、温泉や時間止めて外でも……。そして夢中になりすぎたせいか一回世界の維持が危うくなってたし。ソウちゃんって愛を司ってるんですかね?
「寝てるってことは疲れてるってことなのかな?」
「疲れとかありませんよ?」
「うおっ!」
ソウちゃんがいきなり目を開けてこっち見てきた。びっくりするからやめてほしい。
「さっきまでは妄想を夢のように見せて楽しんでたんですよ」
「なんだそれ、自分作った映画を見るみたいなことか」
「そうです、私とマスターが幼馴染だけど実は私が全能の神でそれを隠しながら普通の学校生活をしながら裏でマスターを狙うヒロインたちと戦う!そして最後はマスターからプロポーズされハッピーエンド!ん~!最高の夢でしたね!」
自分の夢の内容を早口で話すソウちゃん。これがソウちゃんの趣味なのか?
「あ~、そりゃすごいな。とりあえず服着てくれ、そのままだとなんか落ち着かない」
「滅茶苦茶軽く流されましたね!?私の理想のストーリーなのに!」
服を手渡す。がソウちゃんは何か不満なのか受け取ってくれない。と思うとこちらを見てからにやにやし始めた。
「あ、もしかして私の裸見て……」
「いやそれ以上言うな!やめて!」
男なんだからそうだよね!それに朝だからね!
「いや~幼馴染系ヒロインなら朝〇ちもケアしないといけませんね~」
「いや!昨日散々したじゃないか!」
「もう!マスターったら、満足してないなら昨日のうちに言ってくださいよ~!」
「これは生理現象だって!」
「ふっふっふ!幼馴染全能神にお任せください!」
全能神の力なのか四肢を固定される。
「いただきまーす!」
その後、精神的に搾り取られたメイジとつやつやのソウちゃんが仲居さんに目撃されたという。