表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
342/368

~羽根がいっぱいってかっこいいですよね!そうですよね!~

side ニャル


「うおおおおおおおおおお!これが六枚羽根ですよ!とてもかっこいい!そしてオマケで攻撃の手数もアップです!」


「やっぱりカッコよさ最優先なんだね」


「あったりまえですよ!メイジさんにカッコよさを見せつけて、惚れ直してもらいますからね!」


「普通可愛さをみせるんじゃないのか?」


「甘いですねハスター!私の可愛さはこれまでのメイジさんに対するアピールで十分通じています!」


これまで私はメイジさんに対して可愛さばかりを見せてきました!しかしメイジさんは私に明確には惚れているように見えません!ということは!メイジさんには別の好感度ゲージが存在するに違いありません。となれば!私がアピールするべきはカッコよさ!これが私の結論!私の未来!


「私はすべての力を以って!メイジさんを救い出し!愛でる!」


「愛でるってなんだ!」


私の愛に縛られながらこちらに愛を叫んでくるメイジさん。うーん、たまりませんね!("愛"と叫んでいるのは事実)


「そりゃあそのままの意味ですよ!ちゅーしてキスしていちゃらぶちゅっちゅですね!」


「何を言っているのか全く分からないぞ!」


「つまり!このカッコいい羽根で!ハスター!貴方を倒します!」


このニャルニャルソードで!悪の邪神を打ち倒す!


「六枚の羽根だけでどうにかできると思っているの?」


「六枚羽根の効果発動!私は魔力を生贄に!私の肉体を強化する!」


「いっつもよくわかんないこというよね!」


数多もの触手が襲い掛かってくる。しかし羽根を対処に加えることで先ほどよりは余裕ができた。この羽根は私の本来の姿の触手と同じように動かすことができ、強度や速度、そして美しさも素晴らしい。


「そんな醜い姿で今の私と打ち合うほどの強さとは!さっきのが聞いているみたいですねぇ!」


「っ!そうだよ!いくら私でも旧支配者二柱分の攻撃食らって無事ってわけないじゃん!」


メイジさんを救い出すために放ったクトゥルフと私の力を付与したホーミングドロップキィック!は効果てきめんのようですね!


「だけど!ニャルもだいぶ弱体化してるみたいだね!」


「あったりまえですよ!もともと艦隊で挑むときにある程度力使って敗走してますし!」


艦隊の時配下も大分失いましたし、それにメイジさんの椅子作り出す時にも力使いましたし!これ結構無理して作ったんですけど!


「私はどんな状況に陥ろうとも!メイジさんを救います!」


「なら早く椅子から解放してくれ!」


「それは無理です!メイジさん絶対逃げるじゃないですか!」


「そうだよ!逃げられたら僕も独占できなくなるじゃないか!」


「全く持って人権が保障されていない……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ