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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
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正月三人デート(?)

あけましておめでとうございます

地獄のデスクリスマスを乗り越えてから一週間、ひと時の休暇を屋敷で過ごしました。自分の家ではロゼたちとクリスマスケーキ食べてほっこりしてました。その後めちゃめちゃにだらけてたらすぐにでも12/31だよ。


新年といったら初日の出を拝むことだよねーってことなんですけど、今回行くメンバーがアメリアとニャル。クリスマスにこれでもかというほど追っかけまわされたからね、まずはその心を浄化しましょうか。


ということで日付が変わる30分ほど前に集合しました。


「なんでこんな夜に集合したんですか?」


と最初に来たのはアメリア、11時30分ぴったりに来ました。


「なんでこんな時間に集合なんですかー?」


その後に続いてきたのはニャル、珍しく遅刻しないで来たようだ。


「ニャルさん登場!夜は私の時間ですが、夜に呼ぶとはそういうことですか!でも初めては二人がいいです!」


「一回で三倍話すね、君」


二人ともこの時間に集まったことに不思議がっているようだ。


「それでここどこなんですか?」


二人には時間になったら俺の場所に転移してきて、と言っているだけなのでここがどんな場所なのか伝えていない。


「まぁまぁ、まずはここでデートをする前の準備をしていただこうと思いまして」


「準備?」


「愛しのメイジさんとするデートならいついかなる時でも準備はできてますけど?」


一方は気持ち悪い返しをしてくるが、この後行う行為の後にはきっと少しはマシになっているだろう、なっているといいなぁ(希望的観測)


「まぁまぁ話は通しているから」



………

……



「1分前です」


「「……」」


「日付が変わる瞬間に鐘を撞いていただきます、打つ前には一礼を、その後に108回撞いてください」


寺の僧侶の方が撞木につながっている縄を持つ二人に説明をしている。


そうです、ここはお寺。少し協力していただいて除夜の鐘を二人に撞たせていただけることになりました。


クリスマスに散々追い掛け回された二人には煩悩を除いていただきます。ニャルはいわずもがないつも煩悩垂れ流しの変態奇人です。アメリアもいつもは真面目だけどうれしいのか悲しいのか俺の事がかかわると暴走しがちです。


「あの、流れでこうなりましたけどこれって煩悩を払うってことですか?」


「私が煩悩まみれだって言いたいんで「日付変わります!」


「「うおおおおおおおお!!!!」」


ゴーン!ゴーン!ゴーン!……


と108回鐘の撞く音が響いた。



………

……


「メイジさん!私一緒に初日の出見るとか想像してました!」


「おらぁ!これが私の愛です!受け取りなさい!そして私の体も受け取ってください!」


煩悩がなくなった後に待っていたのは暴力でした……。



尚、その後初日の出一緒に見て甘酒飲んだりおみくじ引いたりおみくじ引いた神社の神に挨拶されたりしました。

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