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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
330/368

~奪取~

side メイジ


部屋の外からあわただしく動く音がする。結構やばい状況な気がします。誰か助けに来てるんでしょうか?私はナアスさんにとことん尊厳を奪われた気がします。助けてロゼ、知り合ったばかりの人にここまでされるなんてあんまりだよ。


そしてそんなナアスさんはさっきから誰かと通信で話しています。


「はい……はい……了解しました、伝えます」


どうやら会話が終わったみたいです、もしかしてまた私の尊厳が失われるのでしょうか。


「現在敵がこの艦に接近しています。敵の目的は言わずもがなメイジさんです。奪取を阻止するためにこの部屋に部隊を配置します」


「誰か来てるんですか?」


「それをお話しすることはできません」


多分神達の誰かなんだろうけど、助けに来てくれるのがアメリアとかだといいんだけど、旧支配者たち(主にニャルとか)だとすべてを破壊するのでなるべく来ないでほしいですね。


「もし旧支配者だったら出鱈目なことしてくると思うので一目散に逃げてください」


その言葉で苦い顔をしたナアスだった。



………

……



side ハスター


「ほらほらーこのまますすんじゃうよー!」


ハスターの膨大な出力の前に敵の神の放つ魔法では出力が完全に足りていないのか、確実に押し込まれている。


「このまま接近したらあの旗艦に魔法当たっちゃうよ?」


このままいけば30秒ほどであの艦にたどり着くであろう。


「わ……私じゃ……無理なの?」


「うーん頑張ったけど、地力が違うからなぁ。そういうものだと思うしかないんじゃない?像が蟻に挑むようなものだよ?」


「……悔しい」


艦に接近したため、魔法を止める敵の神。


「……まぁ君が頑張ったから少し慈悲を上げようか、あの艦は破壊しないでおこう」


ハスターの視点からは敵の神は苦しい表情をしているように見えた。


「仕方ないじゃないか、そう創られてるんだから」



………

……



side メイジ


さっきから銃などで武装した兵たちがこの部屋で俺を取り囲むように立っている。そしてこの部屋から出さないように忌々しいこの椅子を部屋の床に固定した。


「警戒態勢」


兵の隊長らしき人が俺を取り囲んで360度どこkら敵が来てもいいように銃を構える。ナアスは危険だからと先ほど隊長から退室させられた。


『多分ここらへーん!ニャルの権能ビンビンするよぉーう!』


後ろの壁から声が聞こえます。あぁ、これはハズレめの声ですね。


「どっせーい!」


壁を破壊して怪物姿のハスターが現れた。

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