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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
313/368

~危機的状況~

side 旗艦ヴェンジェンス 指令室



「どうしようもない状況に陥りそうだ」


こちらに向かってくる三つの大きな反応。明らかに邪神級の力の三柱がこちらに向かってくる。


『おそらく旧支配者三柱だと推測されます』


「さっき敗走したニャルが戻ってきたのか?それに他の二柱……」


何とも諦めが悪い神なのだろうか。それも二柱の別の邪神を連れて来た、疫病神め。


ゴッドスリーを投入したとしても退けられるか分からないぐらいの戦力。このまま正面切って戦えば敗北は必至であろう。


旧支配者なら他の二柱はクトゥルフとハスター。惑星を余裕で破壊できる力を持った二柱。単純な権能で見ればニャルと二柱は同等だが、その使い方で見れば一番厄介なのがニャルだ。本気をだしたニャルは残虐非道な手で敵を殲滅しにかかる。人型の姿で来てくれるならまだいいが、怪物の姿で向かってこられればたまったものじゃない。


なんとしてもワープを実施しなければいけない。


「ワープまでのエネルギー充填までどれくらいだ」


『現在65%、残り約30分です』


奴らがここにたどりつくのは後10分。奴らと20分の戦闘が必要なのか。電子戦機のみでは難しいだろう、恐らく有人戦闘機も出撃させる。ゴッドスリーが一対一でどれだけ持ちこたえられるか。


ワープの方式として、ワープ機能が備わっている艦が前方にワープゲートを開く必要がある。すべての艦がワープ機能を備えているわけではなく、この艦隊で備えているのは旗艦と特別にゴッドスリーの戦闘機に備え付けされている。ワープ機能を有していない艦が先に突入し、最後にワープ機能を有している艦がワープする。


ワープするメリットは短い時間で光速を超えるスピードで航行できる。デメリットはワープするまでに時間が掛かる事、ワープ機能を有している艦が最後まで残る事。


『ゴッドスリー、旧支配者三柱が相手だ、いけるか?』


『なんとかするしかないじゃない』

『勝つのは難しいと思うわよ』

『……苦しい戦いになる』


幸い三柱は配下は連れてきてはいない、こちらは数で押すしかない。


「また犠牲が出る事になりそうだ」



………

……



side 旧支配者組



「ひっさしぶりに本気だしちゃいましょーっと!」


「戦争だ!ストレス解消しちゃお!」


「軟体動物パワー、見せてやります」


戦闘開始まで……あと十分。

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