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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
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~旧支配者たちは身勝手~

side メイジ奪還創造神&邪神軍


ニャルがニャルニャル戦闘している頃。急ぎで艦隊の構築をしているアメリア達。


「もう生身でいいのではいい?」


「私もそう思う、早く皆殺しにして取り戻せばいいと思う」


と旧支配者系邪神二人が提案しており、実際に手勢を使っての艦隊は編成していない。それとは反対に周りでは他の神々達がせわしなく働いており、メイジ奪還のために一目散に行動している。


「あら、あなたたちと同等以上の力を持ったニャルが苦戦してるじゃない。生身じゃないニャルが苦戦してるのに大丈夫なの?」


「ニャルはふざけにふざけた結果があれじゃないの?権能を普段しない創造系統に重視した結果じゃ?」


「私達が油断、慢心せずに行動すれば奪還は可能」


この二人の言っている事は間違いでは無い。ニャルは単体で全力を以てメイジを救助すれば多少のダメージは追ったもののメイジを奪還することは出来たであろう。しかし現状状況は芳しくない。このままいけば恐らくニャルは負けるだろう。


「なんにせよ邪神がタッグで挑む……まぁ見てて、危なくなっても撤退はするから」


そうして二柱の邪神は宇宙に向かって飛び上がっていってしまった。なんとも連携がとれていない神々である。



………

……



side アメリア


ニャルが敗北してから数時間、アメリア、アルケー、アマテラス、ハスタの比較的良識的な思考をする神たちの艦隊が出来上がっていた。あくまで、この四柱は敵と同じ土俵で戦うつもりのようだ。


なぜアメリア達は同じ土俵である宇宙戦艦で戦うことにしたか?まず一つに配下である亜神以下の能力が通用しなかった為。そして二つ目、相手の戦力がまだ読み切れないという事。


スキルを考慮しなければ創造神達が単身で乗り込めば解決する話だ。しかし二つ目の理由、相手の戦力が読み切れないという事。メイジを誘拐するという行為は創造神と邪神ほとんどを敵に回すという行為。そのあまりにも大きなリスクを負ってまで今回の犯行に及んだ相手側の意図が読めない。まぁメイジさんがかっこいいのが理由かもしれませんけど。しかし相手には少なくとも私達の手から逃れるだけの力がある、少なくとも相手側はそう思っている。全能神様が認知していない力?いや全能神様になにか意図が?


「アメリア、艦の設計図ができたぞ、お主も確認しておくのじゃ」


アルケーから声をかけられてふと我に返る。アルケーが持っているのは艦隊の旗艦となる艦の設計図。その設計図をアメリアが軽く見る。


「……なんですかこれは」


「ふっふっふ……妾が考えた秘密兵器なのじゃ」


アルケーの目が怪しく光った。

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