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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
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閑話~yo◯tuberメイジpart2~

『【炎上】有村名人(メイジ)ハーレムをみせつけ炎上するwwwwwwwwww』『神に対する不信感増える』『神についてあとついでにメイジ(笑)について語るスレpart4854』『CN◯街灯アンケートによると男性からの不信感65%』


燃えている、燃えに燃えている、主に俺の世間体が。なんてことをしてくれるのか。それでも本当に神なのか?知能が理性が燃えているのだろうか。こんなのうかつに外も歩けない。


「ふっふっふ……作戦成功です」


そこで胡坐をかいている元凶原因諸悪の根源悪の教典大体お前のせいニャルさん。


「少なくとも私達の敵を減らすことには成功しましたね!」


一緒に隣で嬉しそうにしている『正妻』な筈のアメリア。あれ?アメリアってもっと冷静じゃなかったっけ?


そして今は生配信中。タイトルは『雑談』。これだけなのに視聴者がそろそろ6ケタ行きそうなのどういう事?


今回はこの二人が一緒に配信するようで、俺の出番は多分ないだろうという事で拘束はされていない。しかし、なにかこの二人が言いそうで不安だからここにいる。


「あ、今回から私達の声は視聴者たちが一番使用している言語に聞こえている筈です」


何その技術。この内容皆無な配信よりもっと他の有益な内容にその技術利用した方がいいよ。


「まぁそんな事より聞いて下さいみなさん、昨日メイジさんといちゃいちゃしてた時なんですけど」


「そんな時間ありませんでしたよね?嘘つかないでください」


「そこで私はメイジさんに対して迫る邪神の気配を察知したわけです!」


そんなこと記憶にありません。


「そこで私とハスターのメイジさんを懸けた全面戦争が行われたわけです」


ここでサラッとハスターの存在が発覚し、のちのちとある教団で論争が起きることになる。


「そこを仲裁したメイジさんが私とハスター共々仲良くおいしくパクパクしたわけですね~」


「嘘を言うんじゃないよ、嘘を」


「あ、メイジさん照れてるからって茶々入れないでください~」


「言い方ウザイな」


配信に俺の声が乗ったからかただでさえ治安が悪かったコメントが更に悪質になる。コメントがスラム街である。


「メイジさんは昨日私とずっと一緒だったのでそんな事実はありませんよ?」


そうしてそのまま二人の会話は神界での日常の話や視聴者たちからの質問に答えていった。その中にはいろいろなラインで危ない質問があったが、それはガンスルーしていた。ニャルなら色々配慮せずに言いそうなものなのに。


「ふー、結構話しましたねー」


「あ、なんかこのチャンネルとコラボしたいという人たちが多いみたいですよ?」


「えー?このチャンネルとのコラボですか?」


「はい、有名y◯utuberとかタレントとかt◯ktokerとか後はコラボというよりはテレビへの出演依頼とかですけど」


「ん~この配信の企画者としてはパスしようと思います、私達神だってそこまで暇じゃないですし、有休使ってここにいますし」


有休使ってこんな事してるのか……と突っ込みたい心をグッと抑える。……あれ?でも俺の前で働いてる二人をそこまで見たことないな。


「あとはメイジさんとの時間を失う訳にはいきませんし」


「あぁそれはそうですね、皆様すみません。」


「まぁこんな所で今回の配信は終わりにしますか」


「チャンネル登録高評価お願いします!」


……そんなこんなで配信は終了した。あれ?今回普段に比べて目茶苦茶平和じゃなかった?凄いぞニャル!


「えらいえらい」


思わず頭を撫でてしまったほどだ。


「ふおおおおおおぉ!?なんてこった!何もしなかったのにご褒美が!」


いや、何もしなかったからですよ。


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