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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
304/368

~プランG~

side ニャル


少なくない数の零戦が火を噴き堕ちていく。しかしそれに対して無人機もほぼ同数の数が堕ちていく。そのうちの五機の零戦がヴェンジェンス艦隊に向かって飛んでいく。


「無理にでも突破すればこっちのもんなんですよ」


こっちは無人機なんて甘い真似しません。命を懸けてこそ本来の力を発揮するするものでは?死に物狂いで戦うこっちに分があるにきまっているでしょうが。


「各機、私の為に死になさい。まず周りのうっとおしい空母から堕とせ!」


『敵機を近づけさせるな!』


敵艦隊から空対空ミサイルが多数零戦に向かって発射される。


「各機、プランG、敵の度肝を抜きましょう」


残った五機の零戦が一列に並んでいく。



side 旗艦ヴェンジェンス 指令室


『敵機一列になって速度を上げています』


相手は部下の命をなんでも思っていないのか!奴ら特攻してくるつもりか!?


「奴ら、突っ込んでくるぞ!対空砲急げ!」


『対空砲射程圏内に到達!対空迎撃開始!』


ダダダダダダッ!と零戦に向かって対空ビームが各艦から発射される。


我々は誰の犠牲も出すわけにいかないのだ!()()()()()()()()()()()()()()()()()()を犠牲にするわけにはいかないのだ!


「なんとしてもあの五機を落とせ!まだここで同士達を欠くわけにはいかない!」



side ニャル



「最低でも一艦はもっていきますよ!」


敵艦からのミサイルを受け一番前の零戦が煙を吹き出し爆発する。しかし爆風をかき分けてまた四機が空母に向かって飛び込んでゆく。


「爆風でめくらまし!少しでも多くの機体を敵空母に!届けるのです!」


続けてミサイルが飛び込むが、零戦は煙をまといながらフレアを放出。幾多の対空砲火を潜り抜けながら敵艦に向かって突っ込んでいく。


また一機、また一機と堕とされていくいく零戦。しかし味方の爆風により対空ビームの精度が下がる。


『くそ!人的損害は防げ!艦から艦載機を全機発進させよ!』


残り二機となった零戦の進路先にある空母の艦載機が発艦準備を始める。


「判断がおっそいんですよぉ!」


二機の零戦は空母の目前まで迫っていた。


「艦橋に突っ込めぇぇ!!」


二機の零戦が空母に突っ込み、艦橋が爆発した。



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