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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
303/368

~ニャルニャル大開戦~

side ニャル


「ふっふっふ……なーにがフラグですが、最強無敵の旧支配者邪神に勝てるわけないでしょうが」


この通り、ニャルはとってもイキっていた。先ほどまで内心とても焦っていたが、この状況を少し俯瞰して考えてみると。私は物語の(メイジ)を助けるチート(権能&スキル)俺Tueeeeee主人公(ニャル)。ニャルはこう見えて物語などが大好きだ。メイジに出会うまでは小説などの夢物語にあこがれていたニャルはこのような二次元的状況に弱い。ともすればニャルは張り切ってSF作品主人公的用意を始めた。というわけでニャルは今とてもはしゃいでいるのだ。


「まぁだからといって安全策は取っていますし、慢心して突貫なんてしません」


最初に未知の敵に突っ込む奴は当て馬で負けるなんてそんなお約束フラグ、メイジさんを救う正義の味方である私に適用されるわけないですから!


……お、そろそろですかね?艦載機発進!私特製見た目『零戦』仕様!


周りの空母から続々艦載機が発進していく。第二次世界大戦中に日本軍で使用された零式艦上戦闘機の見た目をしている艦載機たちはニャルの権能で宇宙空間でも行動可能に、そして能力も最大限強化されている。そしてすべてニャルが並列で搭乗員を操作している為、能力についてはピカ一。


「第一次攻撃で戦艦二隻は堕としてみせましょう!メイジさん!待っててくださいね!」


これにより、制空権争い及び『神界VS謎の敵』の火ぶたが切って落とされた。



………

……



side 旗艦ヴェンジェンス 指令室



『敵艦載機発進を確認しました』


ふむ、やはり奴らは律儀にも同じ土俵で戦ってくれるようだ。これで創造神と邪神が個人で戦いに来ていたらたまったものではない、苦戦は必至であろう。だが同じ土俵で相まみえるのなら話は別。


まずは一つ、こちらの思惑通りに動いた。そしてこの戦いも逃げ切って見せる。


『親愛なる同士達、いよいよ戦いが始まる、この作戦が完遂されれば我らが目的へとひとつ前進する』


『各員奮起せよ!』



………

……




零戦から発射されたミサイルをフレアを出して回避する戦闘機。艦載機同士でドッグファイトが行われている。


『敵艦載機の練度が高すぎます!』


『味方機被害多数!尚敵機も多数破壊確認!』


『よい、こちらの艦載機は電子戦機がほとんどだ』


電子戦機には中に人が乗っておらず、今の所人的被害はない。しかし操作をしているのは訓練された船員であり、練度は実際に乗るのと遜色ない。


『敵機を近づけさせるな!』

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