表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第10章【メイジ誘拐される】
302/368

~追撃~

side 神界の神々


『敵がSFならSFで挑むべき!』


と言った某白髪旧支配者系邪神が提案した相手と同じ土俵で戦うというもの。一見ふざけている提案に見えるが、敵には恐らくスキルが効かない。それも神の格のスキルでも効かないとなると手段は限られてくる。近くに転移も出来ない以上、移動も物理的なものになる。なら科学力数百年すっとばしてメイジ取り返しに行こう!


という事で……。

「『これまで貯めてきたおぞましコレクションを解き放ちますよー!」


と言ってニャルは地上にいる信者(狂信者)達や捕まえていた怪物たちを使って軍を結成していた。そして、神の力なんやら使って宇宙船を作り上げたみたいだ。


「ふっふっふ!さぁ私の旗艦シナノです!」


こうして作られた宇宙船、見た目は完全に宇宙戦艦ヤ◯トの見た目をしている。45口径46cm3連装砲が3門ついていたり、船首下部に明らかにビームを放てるような穴が開いている。


それでいて中には宇宙空間で活動できる艦載機が搭載されており、それを発射するカタパルトもつけられており、自らの命も顧みない狂信者達が敵を攻撃、もとい艦を直掩するために艦載されている。


それに加え、分身ニャル達を艦長とした戦艦たちが数十隻編成されている。


「一番槍はもらいましたぁ!」


そして編成が完了すると真っ先にメイジを追って出撃していった。なぜここまで行動は早いのか。それは人員確保の速さにある。ニャルに拉致され、洗脳された彼らはニャルの赴くままに操ることが出来る。ともすれば邪神として作り出した船の操作は訳もないニャルが船員すべてを操ればいいだけの事。つまり船員の練度は初めから最高、訓練をする必要はない。最初から最強の艦隊が結成されたのである。


「まってください!他の方の準備がまだできていません!」


「知りませんよそんなこと!私がメイジさんを一番に助けて一番褒められるのはこの私です!」


そう言って艦隊を引き連れ神界から出撃していく。


「そうやって相手の力を見極めずに突っ込むと負けるフラグが……」



………

……



side ニャル


「ぎんがーをはなれー♪メイジカンダルへー♪」


自身が『第一ニャル艦隊』と一か二か分からない艦隊を引き連れ只今大気圏脱出完了。この艦隊の操作は今の所順調。流石にここまで権能を使うのに少し苦労をするが地球でのちょっとした悪戯をやめればうまくいくだろう。


「おらおらおらー!まけるきせぇへんわー!」


そうして意気揚々と敵陣へ乗り込んだのだった。



………

……



side 謎の黒幕



『敵艦隊急速接近!』


『機動力が高すぎます!このままでは30分以内に戦闘開始と予想されます!』


先に移動していた私達に追いつく機動力、やはり邪神は侮れない。


『艦載機発進、目標、制空権の確保及び敵艦への攻撃』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ