~巨大戦艦は男心くすぐるよね~
side メイジ
そうして海底をえっさほいさと駕籠のように運ばれる事数時間。その間会話は無く、無言の中海底を眺めてました。なんかド◯えもんでこんな海底歩く映画なかったっけ?ってずっと思いながら海を見てました。見たことない魚とかいて楽しかったよ、水中だからか運搬されるときも快適でしたよ。
そんなこんなで目の前に目的地らしき場所があります。
『見えました、あそこが目的地です』
『メイジ、あれを見てみなさい』
「えっーーーーーーーーーーーーー!!!!」
その時メイジが見た者とは!
SF映画ばりの巨大戦艦群が海中に存在していた。中には空母らしきものも見えるし……。
『メイジは旗艦でもてなしてあげるから、楽しみにしててね?』
もてなし?拷問ですか?痛いのは苦手なので止めて下さい。
『けどそれにはこの忌々しいイスを解除してからでしょう?』
『椅子のままの方が拘束出来て良いんじゃないの?』
『このままじゃメイジが辛そう……早く解放してあげなきゃ……』
この四人が俺に対して厳しいのか優しいのかわからないなぁ。
………
……
…
という事で旗艦の指令室に案内されました。
『護衛目標回収を確認、健康チェック確認後、専用室へ』
す、すげぇ!エヴ◯のヴン◯ーみたい!男心めっちゃくすぐるやんけ!
『さて、メイジにはイスに何か害がないかのチェックをしてもらいます。連れて行ってください』
あっーもっと見てかったー!
side 謎の黒幕
『我々は最大目的物であるメイジを回収した、これより格設備点検の後に第一次目標へと発進する』
「「はっ」」
『全艦に通達、点検後第一次警戒態勢にて地球から出航する』
部下たちが忙しそうに点検を始める。時間をかけて訓練したかいもあり、点検は滞りなく進んでいるようだ。
『それで、地球から出てどうするのよ?いったんは逃げれるかもしれないけどあっちには宇宙にも強い旧支配者系統の邪神もいるのよ?』
『やぁねえあなた話を全く聞いて無かったの?』
『私がこの艦とか用意してる時にアンタたちが作戦会議してたんだから知らないにきまってるでしょうが』
『だから内容をレポートで送っておいたじゃない』
『あんなの長ったらしくて見てらんないわよ』
『ならしっかり見ておく事ね、そんも中に旧支配者に対抗する存在についての情報が記されているわよ』
『分かったわよ、後で見ておくから』
『全部見るまでメイジとの面談禁止ね』
『ぬわんねんですってぇ!?』
急いでレポートを読みだす黒幕の姿をよそに発信準備は進んでいった。