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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
270/368

~アルケーの婚約大作戦!part64 ~

「ねぇ聞こえてますか?」「気持ちいいですか?」


あかん、これは非常にあかん。口調が関西弁(エセ)になるくらいにはヤバイで。


「今、あなたの右側にいるのが、私ですよ、お兄ちゃん」「左側にいるのがお姉ちゃんですよ、弟クン」


このペアは、姉と妹のペアの設定のようで、このストーリーでは()()()()()()()()二人に真ん中の主人公(俺)が板挟み!?のような感じだ。


「なんで昨日は一緒にお風呂に入ってくれなかったんですか!」


と妹。弟と妹が風呂に入るのって相当小っちゃい頃なんじゃないですか?


「あら、昨日は私の番だったからに決まってるじゃないの?」


と、姉。この世界線は普通に姉妹と風呂に入るようです。いや、俺が一人っ子だから知らないだけ?世の中の姉妹たちは皆一緒にお風呂入るの?いや、そんなアニメみたいな事あり得る事が無い。


「だから三人で一緒に入ろうって言ったじゃないですか!」

「そうしたら弟君を独り占めできないじゃないのよー」


目の前で姉と妹の喧嘩が始まった。彼女たちには彼女たちのシナリオがあるため、止めたり介入はできない。というかASMRは聞くだけだし()()()()()()だし。


「わ、私の方がお兄ちゃん好きだもん!」「あら?私だって負けないわよ?」

「だ、大好き!」「好き」



この後、色々なバリエーション『好き』を時間制限いっぱいまで聞きました。姉も妹もいない俺にとってはとっても新鮮だったよ。



………

……



(ド級変態聖女視点)


時間軸は少し前。


「だから駄目ですって!」


只今絶賛打合せ中なのですが……、今回のペアの子はなかなかに強情ですね。委員長気質というか……正々堂々戦う気満々な感じっていうか……。


「真面目にちゃんとやるだけじゃ目立てませんよ?」

「悪目立ちでは点数になりませんよ!」


正論パンチ!痛い!痛いですよ!しかしこのままじゃいけませんね。どんな演技内容にするかの話が全くまとまりません。時間が足りなくなりそうですね。


うん、これは仕方ない。仕方無いですねぇ。


「てれれれれれれれ♪」

「ちょ、いきなりどうしたんですか?狂ったですか?もともと狂ったようなもんですけど」

「テッテレー♪ニャル様印のよくわからんおくすりー!」


セシリーは懐から、ピンク色の液体の入った試験管を取り出した。


「効果てきめん!とりゃぁぁぁぁ!」

「んぐぶぶぶぶぶぶぅぅぅぅ!!!!????」


眼の、色が、変わった。


よし。


私は諦めませんよ。





貰ってもらいますからね♡

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