閑話~学校パロディ30~
現実が忙しすぎて執筆時間が足りなさすぎるので閑話です。
「ま、まって下さいよー!」
夕焼けの日が廊下に差し掛かる中、一人の少女が一人の男性に背中から抱き着いていた。
「依頼!依頼!依頼ぃ!」
ハイスペック理事長?であるソウちゃんが俺の背中ですがるように号泣している。
「精査しました!私頑張りました!」
「……きょ、今日はもう下校時間だからね……ソウちゃん?」
「いやです!昔は徹夜でゲームしたのに何で帰っちゃうんですかぁ!ひどいですよ!」
「ソウちゃんの学校の校則じゃないか!」
「そんな校則知らないですよぉ!頑張ったんですから誉めて下さい!」
犬かな?生えていないしっぽが生えている気がするよ?しかもめっちゃブンブン振り回されてるしっぽがね!
「はいはい、えらいえらい」
「頭撫でて下さい」
「はい」
これ、通話して時によく発生した甘えんぼモードですね……。めっちゃめんどくさい奴……。
「ちゅーして下さい」
「それは無理」
………
……
…
やっと終わった……。褒めて褒めて褒めちぎりました!多分二時間ぐらいかかったんだと思うんですけど。体感五時間ぐらいあったよアレ。途中から誉め言葉ループしてたしね。可愛いは何回言ったか分からないよ、あと素敵とか完璧とか美少女ととか。
そして途中から気づいていたけどアメリアとアマテラスは帰ってました。まぁ当たり前だよね。俺でも帰るもん。
外は真っ暗。一応途中で家に連絡は入れておいたけど早めに帰ろう。