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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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~アルケーの婚約大作戦!part62 ~

「はい、皆さんおはようございます!メイジさんとイチャラブチュッチュしようパーティ二日目となります!参加者の方々は昨日渡されたパンフレットを参照して待機場所に各自移動して下さい!」


昨日(世界の流れ的に)と同じ会場には昨日見た事がある女性の方々が煌びやかなドレスを身にまとって待機している。


アメリアの司会で、まずは何やら渡されたパンフレットのもと参加者が移動していく。そして名前がおかしいがもう突っ込むのはやめにすることにする。


そして俺メイジは覚悟を決めなければいけない。昨日で身に染みて分かったがこのパーティでの企画には俺に対して大分負担がかかる(オブラートに包んだ表現)内容しかない。


見ると会場に参加者たちがペアになったのか二列に整列しており、パーティ会場に長い列が形成されていた。というか連携凄いな。よくこの大人数がこんなスムーズに移動できるなんて、とても先日俺に地獄を見せた人々に思えない。


「はい、整列が完了したようですね。今その隣にいる方がペアです。今回はそのペアで協力して競技に挑んで頂きます!」


ペア競技?二人で同時に何かされるって事?いや、ワンチャンペアで演技とか平和な競技であることを願う。いや、無いな。


「ではペアで行う二日目最初の競技は……?」


どうか穏便な企画で……。


「『チキチキ!生ASMR対決』です!」


無念。


「ルール説明をします。先程できたペアで協力してASMRを行っていきます」


『はい、画面の前の貴方!そこのあなたです。全能神である私がASMRが分からないというそこの無知に教授してあげましょう!


ASMRとは『Autonomous Sensory Meridian Response』の略で日本では主にエーエスエムアールと呼ばれています。聴覚や視覚を刺激して気持ちよさを刺激する。という難しい説明はさておき。


これから行うのは基本的に日本の声豚さん達がハァハァしながら聞いているアレの事です。イヤホンやヘッドホンを装着して耳かき音声や囁き音声や睡眠を促す音声を流して気持ちよくなる。そういう音声の事です。分かりましたか?分かったら返事をしてくださーい……ってそちらの声は聞こえませんでした。


では、引き続き本編をどうぞ」






「ペアで右耳、左耳の担当を決めて頂き、メイジさんの耳に直接声を届けて頂きます。萌え声でもRPでも睡眠促進でも……耳かきは綿棒をご用意したのでそれをお使い下さい。尚、ASMRの時間は人数の関係上各ペア3分となっています」


今回はそこまで肉体的な被害は無いのかもしれない。只精神的に危険な事にはなるかもしれない。重い浮かぶのは主にあの変態聖女の顔だが。けど今回はペアだから相手が抑止力になることを祈っている。


「では、只今より30分ほどペアとのシンキングタイムを取ります。内容や演技についての相談をして下さい」


もう不健全なのはやめてお願いします。

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