閑話~学校パロディ27~
そして翌日。
「で、いつになったら名前が決まんのよ?」
「このままじゃ永遠に決まる気がしないぞ」
また同じメンツで同じ会議をしていた。そして今回は理事長権限なのか何なのかパソコンが部屋に設置されている。しかもWi-Fiのルーターも設置されている。そして学校の回線は10gbps対応とかなんとか。とにかく、なんか物凄く贔屓されている気がする。
さっきそんなに贔屓してもいいの?とソウちゃんに聞いたら。
『全部私の私財から出てるので大丈夫です!』
だそうです。理事長ってすごいね。そしてソウちゃんちょっと怖いね。
『怖いってどういう事ですかー?』
イエ、サスガダネソウチャン。
はい、話を戻します。
「ならアンタもいい案出しなさいよ?私のミリオンゴッ◯をけなすぐらいなんだからいい案浮かんでるんでしょうね?」
「流石にそのネーミング以上の名前は思いつくとは思うけど」
「あら?そんなに自信があるなら聞いてみようじゃない」
「名人さんの名前なら大歓迎ですよ!」
「マスターが決めた名前なら即認証、そのまま校内に知らしめて……いや日本に……いや世界中に……」
自分の案を言うだけなのにプレッシャー凄くないですか?そんなすんごい名前を言う訳じゃないんだけど。
そして一応昨日家で考えてきた。ドイツ語を使うってヒントもあったけど発音の仕方分かんな過ぎて無理だった。
「ではどうぞ名人さん!」
「そんなに大層な名前じゃないけど……『おたすけヘルプ部』とか?」
「金ピカ感が無いわね……」
「私はいいと思いますよ!分かりやすいと思いますし!」
アマテラスはまぁそういうと思った。アメリアは同意してくれてる、この部活の唯一の救いかもしれない。
「すぐに承認の書類書いてきますね!」
ソウちゃんは名前を聞いたとたんに部屋を飛び出していった。
「名人の全肯定理事長がもう決定って言わんばかりに飛び出していったわね……」
「変にカッコイイ名前を付けたとしても何をする部活か分かんないですし、『おたすけヘルプ部』でいいと思いますよ」
「……まぁこのままじゃ決まらなかったし……それで妥協してあげるわよ」
こうして数日かけてやっと部活の名前が『おたすけヘルプ部』に決まった。
ア????「ツンツンしすぎじゃないの?このままじゃ負けヒロイン感するから早くファーストキス奪いなさいよ!それに童◯もね!」