表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第3章【エルフの森】
26/368

~世界樹の治癒~

ブックマークが100人になりました、ありがとうございます!

m(_ _)m

くっ殺さんに連れられて、俺達はエルフの王の謁見の間に来ていた。


謁見の間は人族の王宮のよう···ではなく、森の様な場所だった。

中に土と木々が生えており、その中の開けた場所に1人の女性が座っていた。


「はじめまして、メイジ様、私はエルフの森を治める精霊の王『エルフィ=メイデン』と言います」

「よろしくお願い致します」


その女性は長いエメラルドグリーンの髪を持っていた。

瞳は翠で、森の女王としての威厳を出していた。


「敬語はやめて下さい、貴方は私達と同じ神なのですから」

「神?」

『メイジさん、その人は下界で精霊を治めている亜神です』


亜神か、そう言えばさっきからアメリア達と同じオーラを感じる気がする。

イメージとしてはスー〇ーサ〇ヤ人みたいな感じ。


「分かった、俺のことはメイジでいい、今回は世界樹を治してくれとのことだが?」

「はい、私はこの『世界樹の精霊』です。最近、私の神力上限が現象してきまして、同じ亜神であるメイジ様に回復して欲しいのですよ。世界樹の精霊である私が回復すれば世界樹も回復します」

「分かった、治療の方法は?」


「私を『抱いてください』」


「ファッ!?」

『分かっていましたが⋯許容出来ませんねぇ』

「な、何を言っておるのかっ!精霊王っ!」

「精霊王様···なんて事を」

「抱くってどういう事なのです?楽しいのです?」

「グリモはまだ知らなくていいわ···」


いや!?何でこんなことに!?

他に方法は無いの?

せめて、触れて神力供給とか···

『···ありません』


救いはないね、他に亜神とかいればいいのに···

この依頼は受けるべきではない、浮気になりそうだし


『1番いい解決方法があります!···少し待ってて下さい』


あー嫌な予感しかしない。

これ降りてくるでしょ、絶対。





ほら、天から光が降って来たし、もー。



「「め···女神様!?」」

「アメリア様···」


「私が言うことはただ一つ!私が一緒なら許してあげます!ただしこれっきりですよ!」


天使のような笑みを浮かべながらとんでもないことを呟いた。


え?これって俺には拒否権ないわけ?


「メイジさん?後で私と二人でもう一回ですよ?」

「···はい」


拒否権はないね、慈悲はない。


「分かりました·········他の方はよろしいので?」


精霊王さん?その無駄すぎる気使いはなんですか?

まぁさすがに他にやる人なんていないだろう。


「流石に私はちょっと」


うんうん、流石に姫騎士さんはね、マジよかった。


「ワ、ワシはメイジのこ、恋人じゃし?······優しくしてくれの···?」


あのシューンがあんなことを…錯乱してるのか?


「抱くってなんなのです!?楽しそうなのです!グリモもするのです!」

「グリモ!?なんて事を言ってるの!?する筈が無いでしょ!?」

「むぅーっ!!やるのです!お願いなのです!アメリア様っ!」


グリモはぷくっーと顔を膨らませたあと、そう言った。


「はぅっ!?···························メイジさんごめんなさい、負けました」

「負けちゃダメだよ!?流石にグリモはダメだからね?」

「グリモがやるなら私も···いや、でも···」


カオスすぎる、もうどうにでもなれ!



·········

······

···



どうしてこうなった。

あの場にいた全員(・・)としてしまった。

全員である、精霊王とアメリアはともかく、シューンは初めてで恥ずかしそうだった。

グリモとエクスは······ごめんなさい、汚してしまいました。

驚いたのが、途中、あの姫騎士が参戦してきた事である。

行為を興味があって見ていたところ、発情し、参戦してきたらしい。

姫様なのに大丈夫なのか?その、貞操とか。


抵抗は出来なかったの、だって?

神の力で作られた鎖で拘束されました。


「何で、こんなことに···」byシルフィード

「メイジさん!夜もまたやりますよ!」byアメリア

「···よ、良かったのじゃ···」byシューン

「ふぇ~気持ちよかったのです、またするのです~」byグリモ

「ご主人様~ご主人様~えへへ~」byエクス

「滾りました」byエルフィ


グリモとエクスはとにかく可愛かった、それだけ。


1番問題があるのがエクスだ。

している内にどんどんデレデレになり、結局1番楽しんだのがエクスだった。

罪悪感半端ねぇ、俺ってロリコンだったのか?


エクスは行為の余韻が残っているのか、先程から腕に絡みついて離れない。

仕方が無いので、そのまま客室へと向かう。

当然、客室は分かれていた。


因みにアメリアには丁重に帰って頂いた。


「はぁ~」

「どうしたのですご主人様?」

「ご主人様~~えへへ」

「エクスちゃんがご主人様にデレデレなのです!」


俺はベットに座り、エクスとグリモを撫でてやる。


「「えへへ」」


はぅっ!?

俺はこんなに可愛い2人を汚してしまったのか···うわあああああああああ。

ごめんなさい。





そのまま罪悪感に浸りながら1時間ほど撫でていると急にエクスがビクッと震えた。


「お?どうしたエクス」

「·········わ、私はなんて事を···はう~」


戻ったらしいな、正直あのままでも可愛いが普通のエクスが一番可愛いし。


「さっきの事は忘れなさい、い、いいわねっ」

「さっきのエクス可愛かったけどな~」


ちょっとイジワルしてみる。

エクスは頬を赤らめたあと、ぷいっと後ろを向いた。


「うるさいっ、さっきの私の方が可愛いですよっ」

「いや?さっきのエクスも可愛かったけど普段のエクスの方が可愛いぞ?」

「······ありがと」


エクスは照れくさそうにそう言うと剣に戻ってしまった。

因みにグリモは寝てしまったので、剣に戻しておいた。




·········

······

···



次の日、俺は昨日一線を超えた姫騎士と向き合っていた。

昨日約束していた手合わせである。

昨日の1件ですっかりうちのメンバーとは打ち解けていた。

まぁ色々したしね。


「では、行きます!」

「こい」


シルフィードはこちらに向かって駆け出す。

レイピアをこちらに向けて突いてくる。

俺はそれをグリモカリバーで受け止める。


────キィン


その瞬間、レイピアがボロボロと朽ち果てていった。


「はぁ?」

「あ···そうだった、グリモカリバーには相手の武器を崩壊させる能力があったんだ」

『えへんなのです』

『恐ろしいわね』


俺、この世界に来てから戦いっぽい戦いしてないな、大体一瞬でカタが尽くし、やっぱり神ってのはチートだな。

それに使ったことのない【擬似神化】とかあるし、使ったらもっと強くなりそうだな。



俺はこの体のチートっぷりを噛み締めた。

ロリと致したメイジは死ね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ