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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
252/368

~アルケーの婚約大作戦!part51 ~

「なんかアマテラスが好きそうなところですねーここ」

「京都なんて全部そんなもんじゃないか?」


という事でお次は伏見稲荷大社に来ました。一発でピンとこない画面の前のキミは鳥居が一杯並んでるとこってイメージが出来れば大丈夫よ!


ここで肩車をしているとニャルの頭がぶつかってしまうため、今は隣で一緒に歩いている。


「や、でもここの色めっちゃ『赤』って感じですし」

「アマテラスって黄色とか金色のイメージあるけどなぁ、髪の色も金だし」

「や、でもアマテラスって太陽とかの神じゃなかったですか?名前も照らしてるし」

「でも普段着とか黄色とかだよ?」

「……」


ニャルはジト目でこちらを睨む。


「いいですねぇ~そういう恋人だからわかるみたいなやつ」

「あ…ご、ごめん」

「メイジさん、私の好きな色は!!!!!!」


圧が、圧が凄い。ニャルは俺の進行を阻むようにズイっと迫る。


「好きな!色!!!!」

「色は?」

「色?色……は?」


これが勢いで話そうとした邪神の末路だよ。


「メイジさん好きな色って何です?」

「俺?なんで?」

「い、いやなんででしょうかね~」


ぴゅーぴゅーと微妙に鳴りきっていない口笛を吹くニャル。


「まぁ良いけど。俺の好きな色は黒とか濃い目の青とか」

「へーそうですか!なら私も黒とか好きです!!!!」

「おい」

「はい、なんですか!結婚ですか!?」

「俺と同じ色好きになるとかそんなところだろ」

「えっ~?そんな事ないですよぅ~!」

「そんな萌え声出しても別にキュンとしないからな」

「うへぇ」

「なんだ?好きな色とかないのか?」


なんかニャルっていろんな色好きそうなイメージある。理由は分からないけど。というか普段来てる服とか黒とか白とか黄色とか赤とか……。そういえばなんかこの色めっちゃ身に着けてる!とかないなぁ。


「別世界の私は白とか黒とか好きみたいですけど私は特に好きな色無いんですよねー」

「まぁ別に無理に俺が好きな色好きになる必要はないぞ?」

「あ、でも別にどの色が嫌いとかは無いですよ?だから大丈夫です!」


謎の好きな色デッキ会話をしながら有名な千本鳥居をくぐる。


「あ、きつね」

「かわいい」

「これもアマテラスがすきそうですねー」


……なんかすんごいのほほんしておる。


「あ、写真とって良いですか写真」

「あ、いいけど」

「いえーい、ピースピーィッス✌」


そうやってニャルはおもむろにスマホを取り出し……ってスマホォ!?しかもタピオカ三つ!


「はーいパシャっと、あ、あとでLI◯E教えて下さい」

「な、なんでスマホなんて持ってるんだ?」

「え?作りました。メイジさんと朝起きた時と寝る前にお話しするためです」

「最近スマホ使ってなかったからなぁ」


一応持ってるけど。


「え!という事はもしかして恋人とかと交換してないってことですか!!!!!!」

「一応ソウダネ」

「やったー!」


そのあと強制的にハジメテを奪われました。ひどいね。

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