表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
250/368

~アルケーの婚約大作戦!part49 ~

自分でしてしまった事だけどニャルがさっきより更に、更にぐいぐい来る!


「さー!いきますよー!どうどう!」


なんかニャル自身もテンションがおかしくなったのか何故か途中から肩車することになったし。


「へっへー、メイジさん。女の子の太ももはどうですかー!」

「それどんな答えを求めているんだ?やわらかいとか言っておけばいいのか?」

「やだもうメイジさんったらー!『やわらかい』なんて!きもちわるーい」

「その言葉、多分他の男に言ったら精神死ぬ奴いるから止めときなよ?」

「あぁ、言ったことがありますよ。なんか叫んだあと信者になったんで別に気にしてませんけど」


それSAN値とんでない?うわぁ……女ってこわぁ……。


「はいメイジさん!あーん!」


ニャルは上から先程買った(お金置いてコピーした)八ッ橋を口に運んでくれる。


「私、この八ッ橋ってお菓子、なんか変な風味付いててそんなに好きじゃないかもです」

「シナモンが付いてるんだっけこれ」

「うへ、シナモンですかこれ。シナモンなんか独特な風味が付いてて苦手なんですよねー」


シナモンって好きな人と嫌いな人結構分かれるよね。俺は食べれるけど。


「ならこれは?中にチョコが入ってる奴」


いろんな味の種類が入った八ッ橋の中から中身がチョコの物を上にいるニャルに差し出す。


「ん?こんなのもあったんですね。あーん」

「あっ」


ニャルはパクリと俺の手ごとチョコ八ッ橋を口にする。


「指によだれが……」

「あ!この八ッ橋おいしいです!シナモンの風味が少ない!」

「俺はこの抹茶のやつ貰おうかなーっと」


抹茶うめぇ。さっきノーマルな奴食べた後だと抹茶の味が引き立つなぁ(食レポ風)。なんて、そんなに舌が肥えてるわけでもないけど。おいしい。


「あ!メイジさんが食べてるそれ私も食べてみたいです!」

「これ抹茶って味で苦いかもしれないけど大丈夫?」

「はい!私は今メイジさんと同じものを食べ、メイジさんと同じ時間を共有したいのです!」

「……ならあげるけど。吐き出すとかはしないでくれよ?」

「はーい」


抹茶の生八ッ橋を一つ掴み、上に持っていく。


「あ、そっちの右手はさっき啜ったので左手でお願いします」

「その要望にはお答えできません」

「ちぇっ」


ニャルは先程と同じように手ごと抹茶の八ッ橋を頬張った。


「……」

「……どうだ?やっぱりだめだった?」

「いや、これ結構おいしいですね」

「お、マジか」

「はい、さっきのチョコより好きかもしれません!」


なんかニャルが日本っぽい物を好きになってくれてうれしい。


「よし、なら抹茶が飲める茶屋とかでも行ってみようか」

「ほんとですか!わーい!」


ニャルはうれしそうに上で動く。


「ちょ、動くと足で首!首が!」

「あ、ごめんなさい!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ