閑話~学校パロディ25~
「理事長、もしかしてこれが狙いでこの部活の顧問になりましたね?」
「あ、はいそうです。バレちゃいましたかね?」
「いつも思ってましたけどホントに理事長って何者なんですか?」
「あ、気にになりますか?気になりますよね?」
ソウちゃんはアマテラスとアメリアに対して上機嫌そうにニコニコ話始めた。
「つまり、私がこれまでのアレコレは今日!この為だったというわけです!!!!」
顔はドヤ顔、体は仁王立ちのソウちゃんが立っている。背後でバーンと効果音が流れていてもおかしくない姿をしている。
「これまで財産を作り上げて貴方達女子学園を作り上げたのもすべて今日この時の為という事です!」
今度は先程より顔を上げてババーンと効果音を流した。
「……」
「……」
「……」
「……え?なんでそんなにドン引きしてるんですか?え?」
流石にドン引きです。重すぎる。
「名人さん、なんであなたもドン引きしてるんですか?」
「い、いや俺に会うためにそこまでする必要があったのかなって。連絡さえくれれば……」
「あの時の名人さんがまずリアルで会ってくれると思わなかったですし、それ以上に名人さんデ◯スコのアカウント消したでしょう?」
「うっ」
確かに昔ゲームとかするように使ってたディス◯アカウントはもう削除した。……まぁ色々あったし。
「という事でリアルでの身元を特定するためにお金と権力を得ようと思いまして」
「ど、どうしてそういう結論に行きついたんですか?」
「そのあとの生活に一生困らないようにですね」
聞いたアメリアも唖然としている。
「あ!この話はまだ内緒なんでした、聞かなかったことにしてくださいね名人さん!」
「あ、はい」
こっわ……、ソウちゃんこっわ。前一緒に配信してた時より凶暴化してないか?
「名人さん♡何か不穏な雰囲気を感じましたけど何かありましたか?」
ヒエッ
「い、いや、単純にソウちゃんと再会できてうれしいなと」
「……私もですよ!名人さん!」
「……」
「……」
この姿をアマテラスとアメリアは只ジーっと見つめているのだった。