閑話~学校パロディ23~
遅れました!申し訳ありません!
「では理事長、出番ですよ」
『はーい!とう!』
ガン!ドカーン!!!
「……は?」
ドアが、吹き飛んだ。白い髪をたなびかせながら地面と体を平行に飛び蹴りをする姿は確かに美しかったが、それを大きく上回る衝撃が襲った。
「満を持して登場です!理事長です!」
ドアの上に仁王立ちをして登場したのは、仁王立ちをする白いワンピース姿の女性。
「やっと会えましたね!マスター!」
マスターと言っているけど誰に向けてだろうか。
「もう、なんでボケっとしてるんですか?名人マスター?」
「……?」
今明らかにこっちを見て俺の名前を呼んだよね。
「俺ですか?」
「そうですよ、名人マスター!」
「なんでマスターなんですか?」
「……え?忘れちゃったんですか?あんなに一緒にいたのに!」
「一緒に……」
……へぇぇぇ?だぁれ?こんな奇麗すぎる人となんて一緒にいたことなんてない気がするんだけど。
「まだマスターが分かっていないみたいなのでヒントあげます。『ニマニマ動画(生放送)』『ペア型RPGゲーム』『メイソウ』。このワードでどうですか!?」
ニマニマ動画……なんて久しく見てないぞ?多分2、3年ぐらい見てないかもしれない。
ペア型RPGゲーム?ペアリズムオンラインの事か?昔結構頑張ってやってた事がある。
ここまでくれば『メイソウ』の意味も分かる。と言うかマジで?
「そ、ソウちゃんですか?」
「はぁーい!マスター、久し振りですね!」




