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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
225/368

~アルケーの婚約大作戦!part35 ~

一度最初期を読み直して心にダメージを負いました。今も内容は凄いですが、昔も凄かったですね……(吐血)

先ほど、ニャルを膝枕とハグと地球のデートを生贄にニャルを懐柔したメイジ。そして今メイジは膝枕を生贄にしたことを強く後悔している今日この頃。


「む、むへへ。メイジさんと膝枕~♪デート~♪」

「……はぁ」


この温度差である。ニャルの中ではメイジとの膝枕の後の妄想に花開いているが、メイジはその内容を想像し、額に青筋を浮かべている。


しかし、今はパーティ後の絶望にいつまでもかまけているわけにはいかない。


「と、取り合えずさっき話したことを……」

「あー!そうですね!膝枕まで約束してもらっちゃったらしょうがないですよね!」


と言ってニャルは先ほど実行した『プランB』について話を始めた。


まずご主人様を部屋にとどめておく、ここでニャルとセシリーで喧嘩が勃発したが公平なじゃんけんによりニャルが勝利。ご主人様を部屋にとどめている間に、館の全メイドを招集し魔法により着替えをする。着替えをするのはなんとマイクロビ◯ニ。そして、入れ替わり立ち代わりご主人様の部屋に突撃し、誘惑。あわよくばずっぽししっぽりヤってしまおうという頭の悪い作戦である。


「アウトー!!」


今でさえ水着なのにこれ以上露出させるなんてありえない!


『中継は一旦中止したから安心するのじゃ。と言うか実はBチームが始まってから中継は止めていたのじゃ。あの水着姿だけでも青少年には害じゃからな』


そうしてしばらくすると、息を切らせた様子のセシリーがマイクロビキニ姿で部屋に入ってきた。


「ご、ご主人様!ど、どうでしょうか!?」

「あぁ……はい」


事前にニャルからの情報を貰っていたメイジは驚きはしなかった。


「セシリー、風邪ひくぞ。服を着なさい」


メイジはクローゼットに入っている厚手のコートをセシリーに向けて手渡す。始め、何が起こっているか分からないといった顔でボーっとしているセシリー。しばらく経った後、再起動し終わったようで顔を緩ませていた。


「ご、ごご、ご主人様のこ、ここ、コート!?」

「……あ」


IQ3メイジ、セシリーの変態さを学ばない。


「な、なんて芳醇な香り。この匂いはここ三日以内に一度着ていますね。はぁはぁ、ありがとうございます!早く、早く帰ってコートをしゃぶり尽くした後これをダシにスープを作ってそのあと私の夜のお供にしなければ!あぁ、こうして着ているだけでご主人様に触れられて、抱かれて、揉みしだかれているようです。疼きが止まりません!」


セシリー、暴走。顔は真っ赤に染まり、これは正にザ・ビーストと言ったところだ。


暴走を見てメイジはあんぐり口を開けて呆然。なぜ自分のコートを渡してしまったのか。その後悔の気持ちでいっぱいである。


「くっ、ご主人様のコート……。で、でも良いですもん!私は今度膝枕してデートしてもらいますもんね!ねー!ご主人様!」


ニャルは呆然としているメイジの腕を取り、頬ずりしている。そしてセシリーは興奮した表情でコートを握り締め倒れている。





この惨状を治める為に時間が掛かった為、Bチームの競技はこれにて強制終了となった。

『婚約大作戦』ってなんだろう…。

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