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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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閑話~学校パロディ11~

アメリアさんと俺は周りの痛い視線に晒されながらもデラックスカップルセットを食べ終えることが出来た。流石にあーんなどのカップルなどがする恥ずかしい行為は無くて安心したが。


「また時間があったら一緒に食べていただけますか?」

「できれば次はさっきみたいに視線がない所がだったら」

「それってデートのお誘いですか!?」

「え?」

「えへへ、それならここに私の連絡先があるのでいつでも連絡してください」


そう言ってアメリアはメイジに一枚の紙を名人に手渡す。メイジがその紙を見ると◯ineのIDと電話番号などが記載されていた。


「え?これって!?」

「わ、私は恥ずかしいのでこれで失礼しますね!」


そういうとアメリアさんは教室の方へ走って行ってしまった。


「廊下を走らないでください!」

「あ、すみませーん!」


先生に注意され、途中から歩き出したアメリアさんだった。



………

……



教室に帰ると、転入生たちが一斉にこちらを見た後、元の会話に戻って行った。


「アメリアさんが連絡先を渡したらしいですよ」

「さ、先を越されました……」

「どうしたら自然に連絡先を交換できるのでしょう」


なんだか話している内容が物凄くタイムリーなんだけど。そして話途中でこっちを見るのはどうにかしてほしいだけど。ここ最近視線に晒されて分かった事がある。俺は視線に慣れるのは不可能だ。


はぁ、これもしアメリアさんと◯ineを交換したら転校生組に私も私もと言われかねない。けど女性の連絡先……?


初めて家族以外の女性の連絡先。しかも目茶苦茶かわいい。どうしよう……。








午後の三つの授業を費やして考えた結果がこちら。


『結論として◯ineは交換する』

『事前にアメリアさんにこの事を秘密にするように話す』


という事になった。後々この事を振り返った名人は頭がどうかしていたと話している。




事前に伝えるにしてもどう伝えよう。教室なんかで言ったら丸分かりだし。……電話番号でSMSを送るか……。


紙を取り出し、電話番号に向けてSMSを送る。


この時、メイジは気づくことが出来なかった。メイジの行動を監視している者によって紙を取り出して携帯電話を操作する様子を見られていたことに。


『◯ine登録しましょう。でもこのことは他の人には秘密にしてもらっていいですか?ばれたら後が怖いので』


送信っと。

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