~アルケーの婚約大作戦!part27 ~
『創造神様達と協議した結果、参加者達の体力と精神力を回復させた後継続する事にします』
アメリアのインフォメーションの後、周りにいる参加者達の体が淡く光る。どうやらアメリアの通りに参加者達の体力と精神力が回復したようだ。
『皆様回復したと思いますので次の企画に参ります。こちらはメイジさんの屋敷のメイドさんからいただきました企画『ドキドキ!?メイド服姿でご奉仕選手権!』』
ロゼかな?この題名で嫌な予感しか覚えないだけど。これまでの、傾向から男の夢である酒池肉林のような行為が思い浮かばれるんだけど。
「メイジ様のメイドを務めているロゼと申します。皆様、この企画はこれまでメイジ様に皆様が行ってきたご奉仕ではいけません。メイドとして、メイジ様第一。メイジ様の為だけに行動する。それがメイドです。今回の審査員は私が務めます。今回の企画でメイジ様に気に入られるともしかしたらメイジ様に屋敷で雇われることになるかもしれません」
今回の企画だとこれまでの過激な行為少なくなりそうだ。ありがとうロゼ。
「では早速皆様メイド服に着替えて頂きます。それと、メイジ様に接する上での最低限の情報をレクチャーいたしますので、別会場に移動して頂きます」
『はーい、では只今創造いたしましたこちらのドアの先に移動をお願いいたします』
いつの間にか大きなドアが出現しており、そこに次々と参加者が入っていく。
「メイジ様は申し訳ありませんがこちらで待機をお願いいたします」
「ありがとうロゼ」
「いえ……こちらハーブティーとお茶請けです、三十分ほどで戻ってまいりますのでお楽しみください」
そう言ってロゼもドアへ向かって言ってしまった。
………
……
…
変わってこちらは参加者達がいるドアの向こう。そこには大量のメイド服が用意されている。様々なサイズ、種族対応、デザインの物だ。
「皆様お集りのようですね。ありがとうございます、改めて、メイジ様の屋敷のメイド長のロゼと申します」
そこから、メイジに対しての屋敷の対応が説明された。
「まず炊事です。メイジ様はあまりに高級な物を望んではいません。普通の家庭料理で問題ありませんが、当然美味しいものでお願いいたします」
などなど、メイジの情報が十分ほど話された後。
「メイジ様は基本的にアウトドア派ではないと思われます。しかし恋人の方とデートに行く時などは積極的に外に行きます。その時などにお屋敷の掃除をいたします」
「なぜここで掃除の説明をしましたかと言いますと、この企画の会場はここではないからです。神界に特別に設置したギールにあるメイジ様の屋敷と全く同じ作りの屋敷をご用意しました。そちらで二十名程のチームに分かれて頂きます」
「一番メイジ様に対して満足できたメイドチームには、メイド長としての権限で本物の屋敷でメイドとして仮契約をし、ギールの屋敷でメイドとしてメイジ様にご奉仕をする権利を差し上げます」
「審査方法は減点法で、各チーム最初は1000ポイントを所有しています。相応しくない行動が見られた場合、ポイントを減点していきます。ポイントが一番多いチームが勝利です」
「以上で説明を終了いたします。では皆様、只今から二十分以内に皆様に合ったメイド服にお着換え頂いた後、壇上にあるランダムで決定されたチーム表にお目を通してください」
メイドとメイジがごっちゃになりそう。