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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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~アルケーの婚約大作戦!part25 ~

メイジが世界最強神にこってりたっぷり絞られてから九時間が経過した。既にメイジは気を失いかけているが、ソウちゃんはとても元気だった。


「ふぅ……今回はこれくらいにしておきます」


この世で最も濃密な時間を過ごしたであろうメイジはソウちゃんに介抱され復活。その後、一時間程いちゃいちゃし開放されることになる。


「マスターは私に、世界に愛されている以上平穏な日常は無いと思って下さい!」


そう言い残して、ソウちゃんの姿は消え失せてしまった。


そして時は動き出す。


元々そこにあったであろう汚部屋はキレイさっぱり元の姿になっており、アメリアのアナウンスも再開したようだ。


その後は先程の地獄絵図に比べたら、天と地との差というほど普通の膝枕が続いた。アレを経験してからは、他の参加者が天使に見える。まぁ、天使族もこのパーティに何人か参加しているのだが。


そんなこんなで地獄絵図から数十人ほど経過した後。ドアから出没したのは野生のウサミミ邪神様だった。


「ハスタさんがきましたよー!さぁ、思う存分愛でて下さい」


愛で愛で、愛で愛で。


「ちょ、ちょっと、メイジさん手馴れてませんか?」


ウサミミを撫でまわし、モフリまくる。ハスタさんの後方からウサミミを愛でている為か、ハスタさんとの距離はもちろんゼロに。


「ふぁぁぁあ、メイジさんの匂いがたまりません」


そんな愛で愛でが一分ほど経過した後。


「な、なんかおかしくありません?な、なんでメイジさんこんなにノリノリだったんですか?」

「い、色々あってね。今なんかテンションがおかしいのかもしれない」


この会話をしてる時もウサミミをもふもふしてるし。


『えっと、後がつかえてるので早めに膝枕を開始していただけると助かります』

「あ、ごめんなさーいアメリア」


そんなこんなで膝枕が開始された訳だが、やはり感じるのは平穏、平和だ。


「ずっとこれならいいのに……」

「もうメイジさんたら……二人きりがいいんですか?」

「これだったらずっとこれの方がいいな」

「やっぱり今日ちょっとおかしいですね、メイジさんがこんなに素直にイチャイチャしてくれるなんて」



「……今回のご褒美ですね?わかりました、それなら私も全年齢な感じで精いっぱいイチャイチャしましょう」


ハスタさん、邪神なのに邪な部分が見つからない。


「とりあえず抱きしめて良いですか?」

「そりゃもちろん」

「では失礼して……うっはぁ……やっぱりちゅーしたくなりました」

「キスすればいいの?」

「メイジさんからしてくれるなんて、最高じゃないですか!」


なんだか今ならすべてを許せる気がする。


「はい、んちゅーっと唇にお願いします!」


今の自分はおかしいと思いながら、言われるがままハスタさんにキスをする。


『あ、あのー……も、もう制限時間なんですけど……』

「じょ、上司権限でもうちょっともらえません?」

『直属じゃなので無理です』

「うわぁーん!もっとちゅーしたかったのにぃ!」


ハスタさんは突然空中に飛び上がり、扉の奥まで連行される。


『やっぱりちょっとだけ嫉妬しちゃうので後で私にもちゅーしてください』

「後でね」

『……今のメイジさんになら何を頼んでもオッケー貰えそうですね!今度私と一年中ちゅっちゅしませんか!?』

「一年は長すぎ、一日にして」

『はぁーい』


この時の行動を振り返って後日メイジは一日閉じこもったという。

けんじゃもーどめいじくん。

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