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閑話~学校パロディ10~
企画書というつらみがあるので閑話です。
沢山のギャラリーに囲まれ、俺とアメリアさんはデラックスカップルセットを眺めている。大きい、とても大きい。大量の生クリームにアイスクリーム、イチゴとコーンフレークなど。
俺は甘いものが嫌いではないが大量に食べられるほど好きでもない。
「ほえ~前から大きいとは思ってましたがこんなに多いんですね!」
「こんなに食べれるの?」
「自信はないですけど頑張ります!」
そうしてアメリアさんはパフェスプーンでパフェをぱくつき始める。
「ほぁぁぁぁ!甘くてとってもおいしいです!」
少なくとも、アメリアさんが今までで一番笑顔だった瞬間が今だ。やはり女性は皆甘いものが好きなのだろうか。
「ほら、メイジさんも食べましょう!アイスとか溶けちゃいますよ!」
「う、うん」
当然、男のギャラリーが多いので恨み言もお飛んできて居心地は悪いのだが。
「恨めしい……恨めしい……」
「血の涙をトッピングしてやろうか……」
「拳のご注文ですかぁ!?かしこまりましたぁ!」
「キックの注文もいいぞ!」
ノリノリである。