~アルケーの婚約大作戦!part23 ~
アイリスはメイジの唇を十分した後、満足気な顔で部屋を後にした。
(い、今までで一番疲れたかもしれない)
国のお姫様があんなのでいいのだろうか。これからの国が非常に心配である。
『では35人目です。まだまだ人数が多いので下さい!』
「ちゅ、ちゅいにこの時が!」
異世界のHENTAIが現れた。
「あなたのに飛び込むためだけにここまで来ましたセシリーです!」
「は、はぁ」
さて、今回はどんなド変態ぶりをみせてくれるのでしょう。ドン引く準備は完了ですよ。
「本日は流石に下着を変えるようなはしたない事をしないように職人に密造させた、液体を魔力が続く限り吸収してくれる特注を付けてきたので心配ありませんよ!」
ジャブかな?これならまだ……。
「しかし、これからする膝枕に私の大切な場所が持ちこたえられそうにないのです!くふぅ!今から楽しみですね!」
あら?今回はまだ耐えられるぐらいだね。
「で、で、ではぁ、失礼いたしますね!」
これまで通り、頭に柔らかい感触が。そしてむわっとする女性特有の強い匂い。
「……んんっ!……ふぅ……はぁ……メイジ様…………ぺろぺろ」
「んへぇ!?」
耳舐められた!?
「メイジさんのお耳おいしいでしゅねぇ。永遠に舐めていられしょうでしゅ……」
あ、アダルティすぎる!
「す、ストップ!」
「あふぇ?なんですかメイジさん?まだ時間内ですけど」
「こ、これ以上は駄目だ!色々と!」
「でもさっきアイリスはメイジさんとずっとキスしたって言ってましたけど」
「……あい」
「……清純な私には唇を許可なしで奪う事しないので安心してください!」
清純なんて言葉がよく口から出てきたな!
「でも許可さえあれば今すぐにでも唇を奪ってメイジさんの四十六センチ三連装砲にご奉仕いたしますけど!」
「駄目です」
「あああああああああああああ!ならほっぺ!ほっぺだけでも!」
「駄目です」
「焦らしプレイですか?望むところです!」
俺の目の前で見た目だけ美少女な聖女(?)がよだれをたらして顔を歪ませている。
「この感じですと今回も私のハジメテを貰ってもらえないのですね」
「うーん、今回もじゃなくてこれからもかな?」
「ま、まだ焦らされるんですか!?ど、どんとこいです!で、でも、いくら私にも限界というものがありましてね?その時はアイリスと一緒にお願いしますね!」
「……ん?ごめん聞いて無かった」
「はぁう!ん~~ならお鼻を頂きます!」
パクッと鼻をよだれまみれの口に咥えられる。
「汗とかが色々と交じってとってもおいしいでっす!」
「……」
メイジ、経験のないことに放心状態になる。
「んじゅる……私の匂いを残しておきますよぉ」
エ〇ゲのウィンドウ内の文字のような音が残り時間の間響いたという。