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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
203/368

~アルケーの婚約大作戦!part21 ~

「本日は色々とトラブルがありましたので予定にございました『第一回メイジさんなでなで選手権』『第一回添い寝選手権』を中止させていただきます」


悲しそうな声が響く。色々突っ込みたいんだけどその二つはもう二度と開催しなくてもいいかな。というか添い寝ってこの会場何人いると思ってんの?交代制?なんにせよ無くてよかった。


「はい、では繰り上げで本日の一つ目のメインイベント『メイジさんに膝枕してあげ隊』です!」


はい、やばいでーす。このままだと放送事故が起こりそうです。大丈夫ですか?


ここで、女性たちの黄色い声が響く。


「あの夢の膝枕を体験できるのね!」

「まさか本当に出来るとは感激ですわ!」


ここまでも会場の女性達はたいそうな興奮具合だったが今は本日最高だ。そしてこちらを見る視線がより獰猛なモノへと変わる。


「中継を見ている人たちに向けてご説明しますね」


アメリアはそういって説明を開始した。


「まず最初に。膝枕と言ってはいますがメイジさんが膝枕をするわけではありません。メイジさんはされる方です。そして膝枕をされた方。勿論私も経験済みです。私の経験からすると物凄く気持ちいいです。とにかく気持ちいいです。目茶苦茶気持ちいいです。これには神であろうと対抗できません。ゲームとかの防御貫通ですね。これについてはメイジさんが持っている先天性の特殊技能的なものだと思ってます」


「ここの放送に関しては放送コード?に引っ掛かりそうになるので中継はNGです。放送できるのは事後になりますかね。一人一人にインタビューしていきましょう!」


え?またこれから一人一人やるの?膝枕されるの?


「メイジさんは別室にどうぞ」

(連行ですマスター)


転移され、敷布団だけの部屋に転移する。


(マスター、女性が入ってくるのに5分53秒ほどあるのでその間私が膝枕して良いですか?いいですよね?というか私がこの世界の神なのでメイジさんに拒否権はありませんよ?)


物凄い勢いでまくし立てたソウちゃんに対してメイジはなすすべがない。メイジが知覚したときにはソウちゃんの姿が現れ、いつの間にか膝枕されていた。


「お、お、おうふ」

「ふあぁぁぁぁ」


ソウちゃんにまず起こったのはまず脱力感。全身から力が抜け、メイジにもたれかかる。


「あ、抗いがたい幸福感です。抵抗しようとする気を失せさせてきます」


もたれかかられたメイジは悶絶している。


「このまま~あと五分くらい耐えて下さい~。むへぇ」

「むぐっ!?(えっ!?)」

「あ~~このままじゃあ世界の維持がままならなくなるかもしれない~ですねぇ」

「むぐぐぐぐぐっ!!!!?(いや!それは駄目だろ!)」


その後、世界全体に震度2の地震が起こった。震源地は特定できず、世界全体に均等に起こったその事件は『神の身動ぎ』とよばれ、ソウちゃんは対応に追われたという。

???「マスターが悪いんですぅ!」

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