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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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~アルケーの婚約大作戦!part14~

パーティの開幕からドデカイ爆弾発言をしたメイジです。全世界(地球とギール)に向けて結婚宣言するなんて常人なら考えられない行為をしました。


えー今回の件につきましては、アメリアにプロポーズしてから互いで話し合って決めた事になります。理由に関しましては簡潔に申し上げますと『俺がアメリアを取られたくなかった』という身勝手な私情からになります。


身勝手ながら現在自分は複数の女性とお付き合いしているのに、自分の方から一方的にアメリアを他の男に取られたくないという理由で公表することになってしまい、妻であるアメリアには迷惑を掛けました。


「はい!」

「はい、這い寄る混沌さん」

「メイジさんは他の方たちとご結婚する予定はあるのでしょうか?」


それにつきましては、現在自分は地球の日本では死亡届が出されているので、戸籍がありません。というか現在住んでいるのはギールです。ギールでは一夫多妻は認められているので問題は無いはずです。


「それなら、私にも希望はあるのでしょうか!?」

「……否定はしない」


みんなの視線を受けながら、ニャルさんオンリーの記者会見が終わる。


「はい、結構いざこざがありましたが。アレですね、おめでとうございます!メイジさん!アメリアさん!」

「「「「「「「「おめでとうございます!」」」」」」」


なんにせよ、祝福された二人は恥ずかしそうに俯くのだった。



………

……



「はい、それではまずはじめにこのコーナーから参りましょう!」


『デデン♪』


「ドキドキ!?一対一お見合いタイム!!」

「「「「「「「イエーイ!」」」」」」」


え?え?なにその企画。というかこのパーティの主旨を聞いていないんだけど!


混乱しているメイジそっちのけで準備が始まる。壇上にはイスが二脚。


「このコーナーはその名の通り、メイジさんに一対一で自己紹介できるコーナーです。この会場にはメイジさんに初対面な人たちが沢山いると思います。このコーナーに参加できるのはメイジさんにお会いしたことが無い女性達が参加することができます」


自己紹介。確かにこの会場には会ったことが無い人が多いけど。


「これからのコーナーをフェアに行うために、これから初対面の皆さんはメイジさんに自己アピールしてもらいます。時間は30秒です」



………

……



数時間後。


怒涛の自己紹介だった。スキルを使って名前と顔を無理やり記憶したけど。俺の記憶が正しいなら地球の美少女女優とか財閥のお嬢様とかの名前があったような?それにみんなすごく美しい。


「お疲れ様でしたメイジさん。次のコーナーはメイジさんは見ているだけで大丈夫ですから。安心してください」


アメリアがジュースを持ってきてくれた。そのジュースを飲み、一息つく。


「因みに、その内容は?」

「『ドキドキ!メイジさんの心拍上昇率ゲーム!』」

「……原案は?」

「ニャルさんです」

「……よし」


この後、メイジに叱られる這い寄る混沌さんが中継されたという。

休みが終わってしまう……。

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